大腸菌のタンパク質分泌装置:膜内在性成分secYの機能
Project/Area Number |
61580166
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
代謝生物化学
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
伊藤 維昭 京大, ウイルス研究所, 助手 (90027334)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | タンパク質の膜透過 / 分泌 / 膜タンパク質 / 大腸菌 / 遺伝子 |
Research Abstract |
1.SecYタンパク質の過剰生産系を作成し、本タンパク質を単離・精製した。そのN末端配列を決定し、遺伝子上の翻訳開始部位を確定した。本タンパク質のN末端は、メチオニンの除去以外のプロセシングを受けないことを示した。 2.SecYタンパク質の膜における配向を、プロテアーゼ感受性やアルカリ性フオスファターゼとの雑種タンパク質の局在性をしらべることにより解析した。本タンパク質が10ケ所の膜貫通配列により、深く膜に埋れていることを示した。 3.MalE-LacZ雑種タンパク質が細胞に与える広範囲な影響について解析した。それが熱ショックタンパク質を誘導したり、secY変異株の分泌欠損を増強させることを示した。 4.温度感受性secY変異株の、遺伝子外抑制変異を分離、解析した。抑制変異(ssy)を6種類同定し、その中にリボソームタンパク質Slや翻訳開始因子IF2の変異が含まれることを明らかにした。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)