Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 正利 帝京大学, 薬学部, 助教授 (00107393)
村松 繁 京都大学, 理学部, 助教授 (30025291)
菅村 和夫 東北大学, 医学部, 教授 (20117360)
藤原 大美 大阪大学, 医学部附属・バイオメディカル研究教育センター, 助教授 (70116094)
細川 真澄男 北海道大学, 医学部癌研究施設, 助教授 (20001901)
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Budget Amount *help |
¥12,800,000 (Direct Cost: ¥12,800,000)
Fiscal Year 1987: ¥12,800,000 (Direct Cost: ¥12,800,000)
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Research Abstract |
各班員が, 主としてマクロファージ(Mφ)とヘルパーT細胞の活性化にもとずく抗腫瘍免疫の成立機構を系統的に追究した結果, 次のようなことを明らかにした. 1.腫瘍免疫におけるL3T4^+Lyt2^-T細胞サブセットの重要性を確認するとともに, 2.これらのT細胞の産生する因子の中で, 最も重要なものとして, IL2の他にIFNγとTNFβ(リンホトキシン,LT)があること, そのsynergisticな働きによって抗腫瘍エフェクター細胞としてのMφを活性化することをあきらかにし, 3.これに, Mφ増殖因子(CSF)が増強的に働くこと, 4.このようにして, 活性化したMφ田, 自己腫瘍に障害活性をもつようになるが, その癌細胞障害性には, 自身の産生するTNFが関与していることを明らかにした. かつ, 5.このようにして活性化したMφから産生するTNFαなどのモノカインは, さらに, 自己癌細胞障害性Tリンパ球(LAK細胞など)の前駆細胞の増殖刺激に必須であること, ならびに, 6.LAK細胞の増殖, 分化にはIL2以外に, IL3,IL4の両因子が関与していることを明らかにした.
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