• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

長江・黄河流域の大規模地すべりの比較研究

Research Project

Project/Area Number 62041034
Research Category

Grant-in-Aid for Overseas Scientific Research

Allocation TypeSingle-year Grants
SectionField Research
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

青木 滋  新潟大学, 積雪地域災害研究センター, 教授 (80018621)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 龍 学明  成都地質学院, 教授
王 蘭生  成都地質学院, 教授
張 倬元  成都地質学院, 教授
佐藤 修  新潟大学, 積雪地域災害研究センター, 助教授 (00022624)
川上 浩  信州大学, 工学部, 教授 (00020967)
遠藤 治郎  新潟大学, 農学部, 教授 (70007087)
Project Period (FY) 1987
Project Status Completed (Fiscal Year 1987)
Budget Amount *help
¥7,000,000 (Direct Cost: ¥7,000,000)
Fiscal Year 1987: ¥7,000,000 (Direct Cost: ¥7,000,000)
Research Abstract

新潟県・長野県において,地すべりの調査研究をおこなってきた代表者ら日本研究者と,長江,黄河流域の地すべりの調査研究に実績を有する中国研究者が協力して,両国の大規模地すべりの発生した時代,地質,地形,水理条件などを比較検討して大規模地すべりの発生機構を明らかにすることを目的としている.
研究代表者らは我が国のほとんどの地すべりは古い大規模な地すべりの部分的再活動であり, 地すべり発生以前に滑落崖周辺に亀裂が発生すること,雪解けの時期に地すべり面下の比較的古い地下水の移動による間隙水圧の上昇があることなどを明らかにしてきた. 本調査ではこれらの規則性が中国の大規模地すべりの発生機構と共通であるかどうか検討する. 我が国の地すべり対策工事の技術が中国の各種地すべりへ適用できるかどうか検討する.
調査地域は雅〓河,金渡河,および長江の三峡地区と万県市である. これらの地で以下の地すべり地を調査した.
(1)雅〓河の二灘地区の金龍山地すべり,覇王山地すべり(攀枝花市効外).
(2)大渡河の銅街子ダムサイトの左岸からその下流域に位置している一群の崩壊地である. 天公塘地すべり,天公包地すべり,(楽山市効外).
(3)長江三峡地区の,鍵子崖地すべり,新灘地すべり,香渓地すべり,范家坪地すべり大坪地すべり,黄〓石地すべり,鴨浅湾地すべり,劉家屋場地すべり,大寧河流域小三峡地区の石灰岩の崩壊,曲天盤地すべり,鯉魚范地すべり,劉家屋場地すべり,百換坪地すべり,故陵地すべり,鶏〓子地地すべり・宝塔地すべり.
(4)万県市地区の安楽寺地すべり,草街子地すべり,枇把坪地すべり.
(1)地質・地形:石灰岩の岩すべりが多い. 段丘が地すべり発生時期の決定に役立つ.
(2)地すべりの特徴:規模の大きな地すべりが多い. 新しい地すべりは崩積土中に発生したものである. 崩積土中に発生した地すべりはしばしば地下水の噴出をともないマスムーブメントの一部は泥石流・土石流の型をとる(新灘地すべり,鶏〓子地すべり).
(3)誘因:新潟県,長野県下の地すべりは融雪期,多雨期に発生することが多いが,長江流域の地すべりも雨期に発生する. ダムの建設が盛んな長江流域では,ダムの湛水にともなう水位の上昇が現在不安定になっている斜面の崩壊の引き金になる可能性がある.
(4)発生機構:地下水の噴出による土石流・泥石流がみられたことは,地すべりの発生機構として地下水の変動による間隙水圧の増加による斜面の不安定化が測想される.

Report

(1 results)
  • 1987 Final Research Report Summary

URL: 

Published: 1987-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi