東アジア農耕文化の南及び西アジアとの関連に関する総合的調査研究ー栽培植物と自然植生の現状と過去の復元ー
Project/Area Number |
62041037
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Research Category |
Grant-in-Aid for Overseas Scientific Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | Field Research |
Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
俣野 敏子 信州大学, 農学部, 助教授 (00021080)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
R.N Gohill インドカシミール大学, 教授
M.R Mugar パキスタン考古学庁, 研究所長
S.B Rajbanda ネパール森林省, 研究員
J Kurmer ユーゴスラビアザグレブ大, 研究員
宮川 修一 岐阜大学, 農学部, 助手 (60115425)
石川 慎吾 高知大学, 理学部, 助手 (90136359)
南 峰夫 信州大学, 農学部, 助手 (30174098)
佐々木 章 大分短期大学, 講師 (60105210)
宮崎 敏孝 信州大学, 農学部, 講師 (50021077)
菊地 多賀夫 東北大学, 理学部, 助教授 (00004383)
藤原 宏志 宮崎大学, 農学部, 助教授 (40040860)
氏原 暉男 信州大学, 農学部, 教授 (60021060)
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Project Period (FY) |
1987
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1987)
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Budget Amount *help |
¥11,500,000 (Direct Cost: ¥11,500,000)
Fiscal Year 1987: ¥11,500,000 (Direct Cost: ¥11,500,000)
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Research Abstract |
本調査はユーラシア大陸南部における栽培植物の東西交流に関する歴史的変遷の解明を目的としたもので, 特に, 東アジア起源の主要栽培植物の西方への伝播の時代や経路を現世の作物の諸形質の地理的変異, 自然環境条件の解析及び土壌堆積物中の微化石の分析により過去の栽培歴あるいは自然植生の復元などの観点から推論しようとするものである. 調査した項目を大別すると次の4項になる. (1)自然環境条件及び耕地利用形態の地域別比較 (2)栽培植物の現地調査及び標本・種子の収集及び分布・地理的変異 (3)自然植生(畑地雑草を含む)の地域別解析 (4)堆積微化石の発掘採取及び分析による古代植生ならびに作物の栽培歴の復元 調査地域は次の諸地域を中心に実施した. ネパール全域, インド北西部, パキスタン全域, トルコ中西部 調査の方法は現状調査, 聞き取り調査, 資料収集, 堆積土壌等の採取, 植物標本・種子収集などにより行なった. これらの資料・試料は帰国後一部分析, 解析をすすめているが, その大部分については63年度の調査総括として, 栽培試験を実施し, 比較検討する, また, 微化石については花粉ならびにプラントオパール分析を行ないまた年代決定のために14C分析をおこなう予定である.
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)