Project/Area Number |
62041077
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Research Category |
Grant-in-Aid for Overseas Scientific Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | Field Research |
Research Institution | Institute of Space and Astronautical Science |
Principal Investigator |
伊藤 富造 宇宙科学研究所, 惑星研究系, 教授 (10013624)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
K Schlegel 西独マクスプランク研究所, 主任研究員
小山 孝一郎 宇宙科学研究所, 惑星研究系, 助教授 (00013730)
中村 良治 宇宙科学研究所, 惑星研究系, 助教授 (20013708)
向井 利典 宇宙科学研究所, 太陽系プラズマ, 助教授 (60013695)
高橋 忠利 東北大学, 理学部, 助手 (80004406)
大家 寛 東北大学, 理学部, 教授 (80025931)
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Project Period (FY) |
1987
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1987)
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Budget Amount *help |
¥4,500,000 (Direct Cost: ¥4,500,000)
Fiscal Year 1987: ¥4,500,000 (Direct Cost: ¥4,500,000)
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Research Abstract |
空間的, 時間的にも複雑に変化する極域電離圏の立体的な構造を科学衛星'おおぞら'に搭載された日本独自の科学観測器及びヨーロッパ諸国のインコヒヤ.レントスキャッタレーダ(EISCAT)によって研究することを主目的とする. 更に極域におこっている種々のプラズマ物理現象を衛星およびISレーダによって総合的に得られたプラズマ物理量を駆使して解明につとめる. 本研究の主なる目的は西欧諸国が共同運用するISレーダと日本の科学衛星'おおぞら'によって電離層を同時観測する事であった. 現在得られたデータの解析はまだ続けられているが, これまでに得られた最大の成果は電子温度の非等方性が確認された事であり, これにより永年ISレーダによって得られた電子温度と衛星によるinーsituな測定との食い違いが説明できると思われる. (1987,Geophys Res Let)また極域トラフ付近に電子温度の高い層が見られこれはKpインデクスに依存する事が見出された(昭和63年4月学会講演) ISレーダおよび'おおぞら'によって得られたデータを使ってとりあえず極域における電子温度の地方時, Kpインデクス, 高度依存性についてモデルが作られつつある. 今後の研究 電子温度の非等方性について引き続いてデータ処理を行い, 電離層プラズマ中, 電子の非等方性発生のメカニズム及び非等方性の角度依存性について検討を加える. 波動粒子に関しても, いくつかの興味あるデータが見出されているので, これらについてもデータ処理を行いつつ検討を加える. (一部については昭和63年4月学会発表) 昭和63年度に本共同研究に関する成果報告書作成予定
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)