Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原口 宏 筑波大学, 生物科学系, 教授
谷口 克 千葉大学, 医学部, 教授 (80110310)
渡辺 格 慶応義塾大学, 名誉教授 (10050858)
安田 国雄 京都大学, 理学部, 助教授 (30025473)
民谷 栄一 東京工業大学, 資源化学研究所, 助手 (60179893)
田谷 正仁 名古屋大学, 工学部, 助手 (60144127)
渡辺 武 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (40028684)
東江 昭夫 広島大学, 工学部, 教授 (90029249)
堀之内 末治 東京大学, 農学部, 助教授 (80143410)
佐藤 忍 筑波大学, 生物科学系, 講師 (70196236)
水野 重樹 東北大学, 農学部, 教授 (90112903)
荒木 弘之 大阪大学, 工学部, 助手 (20151160)
三浦 一伸 北海道大学, 薬学部, 助手 (70001980)
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Research Abstract |
バイオサイエンスの分野は目覚しい発展を遂げ, 生命科学の新しい展望が開けようとしているばかりではなく, その機能の応用が新しい産業を確立させようとしている. この発展が急速であり, かつ科学の最先端と直結している為, 我国のみならず, 諸外国においてもバイオサイエンスは, ごく近い将来に向けて緊急に対処せねばならない重点項目である. このような情勢下で諸外国のバイオサイエンスの現状を若手研究者を中心として調査し, 相手国の進展状況によって国際的な共同研究を検討し, わが国の学術の国際化に向けて歩みはじめることは急務であり, これが本動向調査研究の目的である. 各分担者の行った調査研究の概要を示す. 荒木助手はNIH(アメリカ)にて酵母複製機構の解明を目的として酵母PCNA/cyclin遺伝子の役割について検討した. 佐藤講師は, カリフォルニア大学(アメリカ)を訪問し, ニンジン培養細胞のCDNAライブラリーを抗GP抗体を用いてスクリーニングし, 解析した. 谷口教授は, 動物細胞における研究動向の調査を目的としMIT,ハーバード大学,スタンフォード大学,NIHなどの主要施設を訪れた. 民谷講師は, コンピュエーヌ工科大学(フランス)GBF(西ドイツ)を訪門し, 免疫センサー,微生物センサーなどのバイオエレクトロニクス素子に関する資料を収集した. 田谷助手はイリノイ大学(アメリカ)を訪れ, プラスミド支援分子育種法による廃水処理用の微生物の育種について調査した. 東江教授はNIH(アメリカ)を訪れ, 酵母二重鎖RNAウィルスの複製に関して調査した. 堀之内助教授は英国,スペインを訪れ, 放線菌の転写活性に関して調査した. 三浦助手は, ラジョラがん研究所にて肝がんにおいて重要なマーカーであるαーフェトプロティンのドメイン蛋白質土をコードするDNAを合成し, これより作製した蛋白質の特性を検討した. 水野教授はワシントン大学,MIT,カリフォルニア大学などの6ヶ所の大学,研究所などを訪れ, クロマチンや転写調節因子に関する研究を行っている9人の代表的研究者と会い, 調査をした. 安田助教授は, ロックフェラー大学を訪れ, 遺伝子発現の調節にかかわる因子に関する研究調査をした. 渡辺(武)教授は, カリフォルニア大学,M.I.T,トロント大学などを訪れ, 免疫グロブリン遺伝子の組織特異的発現に関する機構について調査した.
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