Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
若谷 誠宏 京都大学, ヘリオトロン核融合研究センター, 教授 (00109357)
佐藤 哲也 広島大学, 核融合理論研究センター, 教授 (80025395)
藤原 正己 名古屋大学, プラズマ研究所, 教授 (10023722)
田中 茂利 京都大学, 理学部, 教授 (20025240)
山中 龍彦 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 教授 (80107143)
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Budget Amount *help |
¥4,700,000 (Direct Cost: ¥4,700,000)
Fiscal Year 1987: ¥4,700,000 (Direct Cost: ¥4,700,000)
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Research Abstract |
本計画は, 研究課題「炉心制度の基礎」のもとに, 1)爆縮プラズマ計測, 2)高周波によるプラズマ制御, 3)閉じ込めの最適化, 4)シミュレーションモデリングの4つの研究項目より成る研究組織を有機的に総括運営することを目的とした. 得られた重要な成果は, (1)爆縮プラズマ計測では, 特に核反応計測において実用的に実験装置に使用可能なレベルまで到達することができた. (2)高周波プラズマによる制御では, 低域混成波による電流駆動とトカマクの中心部章発生するsawtooth振動の出現の関連を示すデータが得られ, 電流分布の制御可能性を示した. (3)閉じ込めの最適化は, 次期大型ヘリカル装置の理論的予測に必要な磁場解析コード, MHD平衡安定性解析コード, 粒子軌道解析コードがほぼ完全に整備することができた. (4)シミュレーションモデリングでは, 非線形MHDコードをトカマク, ヘリカル系のような比較的長時間のふるまいが重要な装置へ適用することが出来るようになった. また, 粒子モデルによるMHD現象の解析も進んだ. 以上のような各研究組織における活動を全体的に発表し, 討論する場として, 総括班会議と全体研究発表会を行った. 特に, 後者には炉心制御の基礎の中で公募研究の各責任者にも発表の機会を設け, 計画研究と公募研究の相互調整も行った. また, 昭和63年度の計画研究について討論を行い, 各分野での最重点課題を取り上げて, 研究目的を明確にした計画とすること, および, 三ケ年計画の最終年度であることも考慮して研究計画を行うことを確認した.
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