Project/Area Number |
62105004
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Special Project Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
野沢 義則 岐阜大学, 医学部, 教授 (10021362)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 尚三 徳島大学, 医学部, 教授 (50025607)
野島 庄七 帝京大学, 薬学部, 教授 (70090470)
永井 克孝 東京大学, 医学部, 教授 (80072974)
大沢 利昭 東京大学, 薬学部, 教授 (40012603)
宇井 理生 東京大学, 薬学部, 教授 (50001037)
|
Project Period (FY) |
1987
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1987)
|
Budget Amount *help |
¥21,300,000 (Direct Cost: ¥21,300,000)
Fiscal Year 1987: ¥21,300,000 (Direct Cost: ¥21,300,000)
|
Keywords | レセプター / GTP結合タンパク質 / ホスホリパーゼC / カルシウムイオン |
Research Abstract |
1.情報変換酵素ホスホリパーゼCのGTP結合タンパク質による活性調節 胸線リンパ球, ヒト血小板より膜結合型およびサイトゾル型のホスホリパーゼCをカラムクロマトグラフィーにより分離, 精製し, それらの酵素学的キネティックスを解析し, 本酵素の多様性を明らかにした. さらに胸線リンパ球の精製ホスホリパーゼCが新規GTP結合タンパク質によって活性化されるという重要な新知見が得られた. 一方, GTP結合タンパク質の多様性についても詳細な検索がなされ, 脳由来の低分子GTP結合タンパク質が数種類, 単離され, それらの機能との関連性が推測された. 脳内γアミノ酪酸レセプターの刺激応答にイノシトールリン脂質代謝回転がカツプリングしていることが示された. 血小板ホスホリパーゼCのGTP結合タンパク質による活性促進に対するサイクリックAMP(プロテインキナーゼA)の抑制作用を分離膜画分で検索し, 250KDaの膜タンパク質のリン酸化によりGTP結合活性が増大するためにGTP結合タンパク質へのGTP供給が阻害されることが明らかにされた. 2.細胞機能発現におけるカルシウムイオンの役割 視覚, 味覚, 臭覚におけるカルシウムイオンの作用をそれぞれ固有細胞で検討し, 機能発現との関連性が具体的に示された. また, ある種の抗がん剤の耐性獲得にカルシウムイオンが重要な係わりを有しており, 特異的な形質膜タンパク質とのカルシウム結合により薬剤放出が活発化され, 抗がん剤耐性の機構が示唆された. さらに, 骨芽クローン細胞のアラキドン酸5-リポキシゲナーゼの活性化にカルシウムイオンが必要であることが明らかにされた.
|
Report
(1 results)
Research Products
(8 results)