Budget Amount *help |
¥8,500,000 (Direct Cost: ¥8,500,000)
Fiscal Year 1987: ¥8,500,000 (Direct Cost: ¥8,500,000)
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Research Abstract |
本特定研究は, 遺伝情報の具現・制御にかヽわる生体機能を, これらの機能を指定する核酸コンフォメーションの構造とその識別の問題に集約して研究し, 遺伝的生体制御についての理解を深めることを目的としている. この目的達成のため, 3ケ年の研究計画を立てヽ昭和60年度からスタートしており, したがって本年度はその最終年度となるので, 研究の公募は行わず, 初年度からの6計画研究班(計49名)と総括班により組織した. 総括班はこの特定研究の実施に関する基本方針を定め, 班員間の研究連絡や情報交換を促進することにより研究の円滑な実施をはかることを目的として, 計画研究班の班長, 関連領域の研究者, 計17名で構成した. 本年度実施した主な事業は次の通りである. a)班長会議を7月6日, 総括班会議を8月27日に開催し, 本年度の活動方針の立案と決定を行った. b)公開シンポジウムを12月7日, 九州大学で開催し, 本特定研究の主題である核酸コンフオメーション・シグナルの授受応答のメカニズムを中心に発表を行った. c)全班員が参加した合同班会議を8月25日から3日間にわたって開催した. 全員が3年間の研究経過と成果を中心に発表を行い, 今後の研究の方向についても十分な時間をかけて討論を行った. d)分子生物学データベース問題に関する研究会, 染色体の構築に関するワークショップを開催し, 研究の促進をはかった. e)サーキュラー, 研究報告書の出版を行い, 全班員と関連領域の研究者に配付した. g)合成DNA, 酵素等の研究素材を班員に供与し, 研究の捉進をはかった.
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