Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 三男 九州大学, 工学部, 教授 (80037910)
神谷 武志 東京大学, 工学部, 教授 (70010791)
矢島 達夫 東京大学, 物性研究所, 教授 (90013466)
清水 富士夫 東京大学, 工学部, 助教授 (00011156)
大津 元一 東京工業大学, 総合理工学部, 助教授 (70114858)
|
Budget Amount *help |
¥39,300,000 (Direct Cost: ¥39,300,000)
Fiscal Year 1987: ¥39,300,000 (Direct Cost: ¥39,300,000)
|
Research Abstract |
光波を利用したセンシングの特徴である空間・時間領域における高分解能性を飛躍的に向上させるための基礎研究として, 第2年次では, 1)精密計測用レーザーの周波数制御の研究では, 緑色He・Neレーザーの縦モード内ビート特性を用いた周波数制御の基礎の確率, 電気的真帰還による半導体レーザーのスペクトル幅の1/20圧縮, 原子・分子吸収線安定化半導体レーザーの評価法の確立, 半導体レーザー励起Rd標準器で3×10^<-11>の周波数確度の達成, などの成果を得た. (田幸, 大津) 2)超短光パルス波形の制御と測定の研究では, 数Ps〜数10Psの光パルスを分光器で整形する方法につき, 数値計算を基に分光器の出射スリットに円筒凹面鏡を置き, パルス圧を圧縮する実験に成功した. さらに位相板などを用い他波形生成実験を試みた. (清水, 田中) 3)極短光パルスの発生と測定の研究では, Arレーザー励起fs色素レーザーシステムの整備に重点を置き, 回析格子系の最適調整によるパルス圧縮によってその自己位相変調光から初期の目標に近い14fsの最短パルスが得られた. YAGレーザー励起システムも改良され実用性を示した. (矢島) 4)半導体レーザーによる超短光パルス利用センシングの基礎的研究では, 半導体レーザーの利得スイッチングによる単一周波数パルス発振, チヤーピングを利用した圧縮実験を行うとともに, 光サンプリング装置の要素技術について, 実験的, 理論的検討を行った. (神谷) 5)紫外域での光センシングの研究では, 波長70〜200nm域のコヒーレント光の発生を, 希ガス中の光子共鳴4波混合および高次反ストークス誘導ラマン散乱法により実現できた. また, 1光子励起真空紫外分光により, HやCなどの軽原子の検知を行った. (前田, 岡田)
|