Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 哲 信州大学, 工学部, 教授 (60020971)
藤嶋 昭 東京大学, 工学部, 教授 (30078307)
佐藤 博保 三重大学, 工学部, 教授 (20029440)
坪村 宏 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (20029367)
富永 健 東京大学, 理学部, 教授 (50011531)
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Budget Amount *help |
¥16,100,000 (Direct Cost: ¥16,100,000)
Fiscal Year 1987: ¥16,100,000 (Direct Cost: ¥16,100,000)
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Research Abstract |
固相および個体表面の関与する光化学反応を次の四つに分けて研究した. 1.固相そのものの光化学反応, 2.個体表面存在下での気相または液相光化学反応, 3.個体表面を介して起る光化学反応, および4.吸着相の光化学反応. 1.については低温マトリックスおよび固相における無機光化学反応, 有機スズ化合物のArFエキシマレーザによる固相光化学反応, 固相系の可視光誘起電荷分離. 2.については, 光CVD法によるa-Si核形成初期過程一前駆体ラジカルとその表面反応機構の検討, ジシランの光CVDによるa-Si核の形成, 個体表面の関与するレーザ光化学反応, 金属基板へのパルスレーザ光照射:質量分析法によるイオン一分子反応および電子一分子反応. 3.については, 半導体光電極に及ぼす金属薄膜の効果, 白金担持カドミウムカルコゲニド粉末の光触媒反応性, 光界面挙動のダイナミックス:銅酸化物による光応答とインヒビター効果, SiC半導体光電極の挙動, 酸化物半導体の光還元および光酸化活性を支配する因子, 半導体表面の状態と光触媒活性, 光励起反応におよぼす半導体表面の不均一性の効果とその応用的展開一光励起反応を利用したポリチオフェンパターンの形成, 粘度鉱物モンモリナイトに固定された酸化物半導体超微粒子の光化学. 4.については, シリカゲルに吸着したアクリドン類の電子スペクトルと吸着発光種の帰属, ろ紙に吸着したピレンのモノマーとエキシマー発光のハロゲン化アルカリによる消光, ミクロン粒子担持蛍光分子による液一固界面へテロ環境の研究一微小液滴中の色素分子の蛍光寿命測定, 吸着相における脂肪族ケトンの光化学一担持Ni酸化物上でのケトン光化学反応性の向上. 以上各種の研究はいずれも固相および個体表面の光化学特異現象を示すものとして統一することができる.
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