Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 英雄 早稲田大学, 理工学部, 教授 (60063541)
吉岡 亨 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (70046027)
栗原 堅三 北海道大学, 薬学部, 教授 (00016114)
塚原 保夫 東北大学, 応用情報研究センター, 教授 (60004587)
木島 博正 九州大学, 理学部, 助教授 (30012397)
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Budget Amount *help |
¥7,000,000 (Direct Cost: ¥7,000,000)
Fiscal Year 1987: ¥7,000,000 (Direct Cost: ¥7,000,000)
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Research Abstract |
生体は体内外の環境変化を正確かつ巧みに感知し, この変化に的確に対処し自らの生命を維持している. この基本的な生命活動の根底には, 刺激の受容から電気信号の発生に至るまでの驚くべき精巧な分子機構が存在している. 昭和59年度から3箇年にわたって設定された特定研究「生体電気信号の発生機構」は, 上記一連の過程を担う数多くの情報変換分子の性質, 及びこれらの一群の分子間の基本的相互作用を明らかにして, 刺激情報の受容から電気信号の発生に至るまでの一連の過程を分子レベルで統一的に理解することであった. 当初の目標は相当程度達成されたので, この班ではこの成果をとりまとめ, 広く世に問い, 今後の発展をはかるために以下の事業を行った. 1.文部省特定研究「生体電気信号」の計画班の班長5名及び庶務3名をもって構成し, 4回の研究連絡会を開催し, 成果の分析, 公表の具体案を作成した. 2.和文報告書取りまとめのための連絡会を開催し, 研究成果報告書1「副題:刺激の受容からイオンチャネルまで」148ページ, 研究成果報告書2「副題:脳機能の分子レベルでの理解をめざして」182ページの計2冊の和文報告書を作成した. 本報告書を各界に配布した. 3.欧文報告書取りまとめのための連絡会を開催し, 編集, 原稿の作成, 校正等の作業を行ない, 原稿を出版社に渡した. 欧文報告書の作成には時間がかかり, 出版, 配布は年度内にはできなかった. 原稿は完成しており近く出版できる. 4.サーキュラーを発行し, 特定研究「生体電気信号」の班員間に関連分野の最新の情報を提供し, かつ班員間の相互理解を計った. 本特定研究の実施によって多くの成果が得られたが, その内国際的に高く評価されたものも多い.
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