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マクロファージによる化学修飾リポ蛋白の認識とコレステロール蓄積機構との相関

Research Project

Project/Area Number 62222023
Research Category

Grant-in-Aid for Special Project Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

堀内 正公  熊本大学, 医学部, 講師 (10117377)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高橋 潔  熊本大学, 医学部, 教授 (70045631)
Project Period (FY) 1987
Project Status Completed (Fiscal Year 1987)
Budget Amount *help
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywordsリポ蛋白 / アセチルLDL / スカベンジャーレセプター / マクロファージ / 泡沫細胞 / 動脈硬化 / レセプター介在エンドサイトーシス
Research Abstract

動脈硬化初期病巣の泡沫細胞形成にマクロファージが関与する. この泡沫化, 即ち, 細胞内コレステロールエステルの蓄積メカニズムとして, 化学修飾リポ蛋白質を活発に取り込むマクロファージのスカベンジャーレセプターの特異性が注目されている. 本レセプターは種々の化学修飾LDL(低密度リポ蛋白質)をリガンドとして認識し, 一般にアセチルLDLレセプターと総称される. 詳細な蛋白構造が既知のアルブミン(牛血清)のリジン残基をマレイル化したマレイルアルブミンは本レセプターの効果的なリガンドになる. また, 蛋白に導入されたマレイル基は酸性状態で解離させ得る. 我々はこれらの事実に着目し, (I)化学修飾に伴う負電荷の増加とレセプター認識の関係, 特に本レセプターとリガンドとの結合反応がデキストラン硫酸など種々のポリアニオンによって著名な阻害を受けるポリアニオン感受性との関係, (II)レセプター認識にとって重要なリガンドの構造特性の二点につき解析し, 以下の結果を得た. アルブミンの59個のリジン残基の28個以上をマレイル化すると, リガンド活性が発現し, 37個の修飾で最大活性に達する. このマレイルアルブミン標品を脱マレイルアルブミンのそれの約2倍であるが, 結合後のライソゾーム内分解活性では両者に有意の差はない. 即ち, マレイル化して, 修飾リジン数を14個に減少させても, リガンド活性に変化は見られない. アレイルアルブミンのマクロファージへの結合量は脱マイレルアルブミンのレセプターへの結合部位は二つあり, 一つは細胞内分解系と共役しており, 他方は共役しておらず, 恐らくポリアニオン結合部位と考えられる. また, アルブミンをブロムシアン分解し, 得られる分子量一万のアルブミンペプチドをマレイル化するとリガンド活性が同様に発現することから, 化学修飾によって生じる局所的なドメインがレセプター認識に必須と考えられる.

Report

(1 results)
  • 1987 Annual Research Report
  • Research Products

    (4 results)

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All Publications (4 results)

  • [Publications] Murakami,Masaji: Journal of Biochemistry(Tokyo). 101. 729-741 (1987)

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  • [Publications] Horiuchi,Seikoh: Journal of Protein Chemistry. 6. 193-207 (1987)

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  • [Publications] Takata,Kyoko: Journal of Lipid Research. (1988)

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  • [Publications] Murakami,Masaji,: Journal of Clinical Investigetion.

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Published: 1987-04-01   Modified: 2016-04-21  

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