地方大都市の社会病理に関する総合的研究-北九州のばあい-
Project/Area Number |
62301029
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
社会学(含社会福祉関係)
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Research Institution | Seinan Jo Gakuin University Junior College |
Principal Investigator |
保田井 進 西南女学院短期大学, 教授 (60085678)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内海 洋一 九州産業大学, 教授 (30123780)
林 雅孝 山口大学, 教養部, 教授 (10100249)
田鍋 秀則 梅光女学院大学, 文学部, 教授 (50148748)
田代 栄二 西南女学院短期大学, 教授 (20085674)
大橋 薫 明治学院大学, 社会学部, 教授 (90062067)
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Project Period (FY) |
1987 – 1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥5,700,000 (Direct Cost: ¥5,700,000)
Fiscal Year 1988: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1987: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
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Keywords | 都市病理 / 地域福祉 / 人口構造 / 地方文化 / 学校問題 / 家族問題 / 児童問題 / 老人問題 / 障害者問題 / 生活保護 / 犯罪と非行 / 売春 / 電話相談 / 北九州市の社会学的調査 / 犯罪の非行 / 低所得者問題 |
Research Abstract |
都市病理と生活福祉の視点より、北九州市を調査、研究を行ない、とくに昭和38年の旧5市合併以来、また前回調査(昭和62年度文部省科学研究費補助)以後の都市の状況、生活環境の変遷と市民の生活の実態について既存の調査資料、報告書の収集と分析、また総合的研究を以下の項目によって、各研究分担者、研究協力者に行なった。 この期間に、基盤産業であった製鉄とその関連産業を主要とする産業構造の変化、それに伴う人口構造の変化、インナーシティの現象等は都市の構造的変化とともに、地域社会の諸機能、家族、教育、福祉、医療等に、また意識構造に変化が見られる。今回の調査が都市病理だけではなく、生活と福祉の分野、さらに生活を含めた社会計画、福祉の分野を含めたのこのためである。研究分野の項目は以下のとおりである。 I.都市病理と生活福祉(本調査の概説)、II.基礎構造の問題、1.地域の生活構造、2.人口、3.産業構造と労働問題、4.歴史と文化構造、III.健康問題、1.障害児(者)問題、2.アルコール依存、3.精神障害、4.薬物依存、IV.問題行動、1.犯罪、2.非行、3.自殺、4.売春、5.不登校、登校拒否、V.家族問題、1.老人問題、2.単親家族、3.生活保護・所得保障、4.養護児童、5.離婚、VI.地域環境問題、1.交通、2.住宅と生活環境、VII.電話相談に見る生活問題その他、VIII.人権と差別の問題、IX.社会計画、X.結び。 北九州市の都市問題として、基礎構造としての人口、産業、雇用、歴史的背景と文化等は、現代の日本の社会の特性とともに、地域社会としての歴史的、地理的状況と特性も見ることができる。その基礎的構造の作用されながら、生活基盤としての地域・家族の機能の低下をもたらし、生活困難を派生している。しかしその中に新しい公私の取組みも始まっている。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)