宇宙線による非加速器物理及び超高エネルギー天文学研究計画
Project/Area Number |
62306005
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
核・宇宙線・素粒子
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
長谷川 博一 京都大学, 理学部, 教授 (20025232)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 文隆 京都大学, 理学部, 教授 (90025370)
柳田 昭平 茨城大学, 理学部, 教授 (40013429)
松岡 勝 理化学研究所, 主任研究員 (30013668)
荒船 次郎 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (80013415)
戸塚 洋二 東京大学, 理学部, 教授 (40011712)
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Project Period (FY) |
1987
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1987)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 非加速器物理 / 超高エネルギー天文学 / KAMIOKANDE / 超大AS / SN1987A / AMS / 惑星間塵 / 太陽中性子 |
Research Abstract |
1宇宙線による非加速器物理及び超高エネルギー天文学の研究は,二つの異なる目標を揚げているが,いくつかの研究計画では両者を目標とすることが実験手段からみても学問の性格からみても必要である. (1)Super KAMIOKANDE.KAMIOKANDEは陽子崩壊とニュートリノ相互作用とを主な目標としてきた. この目標は拡張された計画でも受継がれるべきである. SN1987Aのニュートリノを捕らたことから,ニュートリノ天文学が始まったので,これも含めて計画する必要がある. (2)JANZOS.SN1987Aからの高エネルギーガンマ線を検出することの学問学意義は大きい. 高エネルギーガンマ線が大気中でつくる空気レヤワー及びそれから出るチェレンコフ光を捕える実験は早急に開始されるべきである. (これについて,ニュージーランドで3国の共同による観測を1987年11月に開始した. ) (3)超大AS.10^<19>eV以上の一次宇宙線の観測を進めるため,早期の100km^2のアレイに拡張することが望ましい. (これについて,明野観測所において拡張が開始された. ) 2宇宙線及び関連する手法による太陽系の研究のなかで,重要かつ先進的なものがある. (1)AMS.技術的開発とfacilityの充実とは, 世界的な動向,この手法の有用性からみて早急に開始すべきである. (2)惑星間塵.彗星塵.従来の実績の上に,月への飛翔体打上げに際して地球ー月系近傍の惑星間塵の観測,将来のコメットサンプルリターン計画の中核となる塵捕集器の開発を推進することは有意義である. (3)太陽中性子. 次のSolar Maximumに備え,既設Neutron monitorの活用計画を進めるべきである.
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)