Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
広沢 春任 宇宙科学研究所, 衛星応用工学研究系, 教授 (50013644)
鳥羽 良明 東北大学, 理学部, 教授 (50025277)
杉森 康宏 東海大学, 海洋学部, 教授 (90013581)
小野 延雄 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (40001648)
浅井 冨雄 東京大学, 海洋研究所, 教授 (80025288)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Research Abstract |
本研究は宇宙からの地球観測情報を基に,種々の地球環境の観測技術を確立し,それらの変動の機構を解明するための基礎的研究を目指す重点領域研究「衛星による地球環境の解明」の立案を行った. 本研究により検討した結果,新しい視点の学術的研究とそれを支援する共通基盤技術の研究計画を立案した. 即ち,新しい視点の学術的研究として従来の独立した学問体系(気圏,水圏,地圏,生物圏)では取扱われていなかった境界領域の問題,例えば,気圏と水圏の境界領域(大気・海洋相互作用系のリモートセンシング),気圏と地圏の境界領域(蒸発散・降雨相互作用系のリモートセンシング),水圏と地圏の境界領域(水循環・土壌水分のリモートセンシング)等を採り上げ,衛星データの高次利用技術や手法開発を行う. 共通基盤技術として,気圏と水圏,気圏と地圏,水圏と地圏.境界領域の研究に不可欠な観測,情報処理の工学的研究も行う. 観測の面では,今後の地球観測で気圏,水圏,地圏のいずれにも重要な役割を果すと期待されてはいるが,我国では十分な基礎研究の行われていないマイクロ波リモートセンシングを採上げる. 又,気圏,水圏,地圏の研究を推進するための共通先端技術ではあるが,従来開発が十分でなかった高度情報処理技術を研究する.
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