Project/Area Number |
62306031
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | National Laboratory for High Energy Physics |
Principal Investigator |
菅原 寛孝 高エネルギー物理学研究所, 物理研究部, 教授 (70015767)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戸塚 洋二 東京大学, 理学部, 教授 (40011712)
荒船 次郎 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (80013415)
長島 順清 大阪大学, 理学部, 教授 (90044768)
小林 誠 高エネルギー物理学研究所, 物理研究部, 教授 (90025453)
吉村 太彦 高エネルギー物理学研究所, 物理研究部, 教授 (70108447)
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Project Period (FY) |
1987
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1987)
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Keywords | 素粒子的宇宙像 / 核子崩壊 / ニュートリノ質量 / 宇宙ニュートリノ / スーパーストリング / ダークマター / 神岡地下実験 |
Research Abstract |
本研究は, 理論的研究及び実験的研究の両側面より成り, 理論的側面ではsuperstringに代表されるような素粒子の究極理論と, それによる新しい宇宙像の追求が主要課題であり, 1. 理論1 (公理論的理論)について 2. 理論2 (現象論的理論)について それぞれ高エネルギー物理学研究所を中心として, 数次に渡る研究打合せを行い, superstring理論, ニュートリノやaxionの関与する宇宙形成の理論的究明に多大な成果を得た. また, 実験的側面では, 3. 核子崩壊 4. Dark matterと宇宙ニュートリノ 5. ニュートリノの質量 6. その他の検証実験 のそれぞれについて個別の研究打合せを行い, またこれらの研究の主要な舞台である東京大学宇宙線研究所・神岡地下観測所での研究調査を数名の研究者が実施することができた. この結果, 個々のテーマについての実験結果の解析, 成果の取りまとめの大きな進展を見た. 本研究の最大の目的は, 上記各テーマ間, 特に理論研究者と実験研究者の間の緊密な研究連絡であり, この目的を遂げる為に, 昭和63年2月4日から6日迄高エネルギー物理学研究所に於いて「第2回素粒子的宇宙像研究会」を開催した. この研究会には各地より80名以上の関連研究者の参加を得て, 成果の発表・討論を通じて素粒子的宇宙像の追求に新たな局面を切り拓いた. この成果は英文の研究会報告として出版される予定である. 今後の素粒子的宇宙像の研究は, 科研費重点領域によって実施されることになっており, 更に一層の発展が期待されている.
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)