Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坪田 博行 広島大学, 総合科学部, 教授 (70013555)
服部 明彦 東京大学, 海洋研究所, 名誉教授 (30013551)
半田 暢彦 名古屋大学, 水圏科学研究所, 教授 (00022559)
上田 誠也 東京大学, 地震研究所, 教授 (60011459)
野崎 義行 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (70126142)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1987: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Research Abstract |
研究対象と内容を具体的に検討するため, 次の三つの研究班を構成した. (1)海底熱水活動に関する研究班(世話人東大海洋研酒井均), (2)沿岸よりの物質移送に関する研究班(東大海洋研野崎義行), (3)海洋表層より海底への鉛直フラックス研究班(東大海洋研小池勲夫, 但し昭和61年3月停年退職した服部明彦教授の代わり). 第一班は昭和62年9月に2日間東大海洋研において研究班会議を開催し, 主として日本周辺海域における背弧海盆拡大軸における海底熱水系の最近の研究成果を検討した. この会には研究分担者以外にも熱水活動に伴う生命現象に興味をいだく第一線の研究者を招き,最新の知見を得た. この結果, 熱水や冷水湧水現象に関わる生命過程の評価はオーシャンフラックスの評価にとって重大な意味を持ち得ることが認識された. 次いで昭和62年 月には熱海市竜泉閣において第二, 三班の合同会議が2日間にわたって開催された. ここでも分担者以外に多くの生物学者, 生化学者の参加を要請すると共に, 人工衛星によるクロロフィルのリモートセンシング技術の開発にかかわる研究者の参加も迎ぎ, 生物過程のからみ合いに関する研究の現状分析と将来への展望がなされた. 昭和63年1月には東大海洋研において第三回目の班会議が全員によって行なわれた. ここではオーシャンフラックスに関する最近の国内, 国際研究の現状がそれぞれの立場から検討され,生物過程も加えた学際的な総合研究を早急に始動する必要が強調された. このため, 昭和64年度を目指した重点研究領域として「オーシャンフラックスー地球圏, 生物圏におけるその役割」を申請することに同意した. なお第一, 二回の研究班会議における成果は報告書として印刷配布することとした.
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