Research Abstract |
昭和62年10月3日, 研究分担者全員が東京医科歯科大学に集り, 全体会議を行った. 先ず, 研究代表者により研究計画の説明が行われ, 特に, 本研究領域の本邦における共同研究の発展の必要性, 可能性について説明があり, 本研究が, 昭和63年度重点領域研究の申請の準備にあたることが強調された. また, 各研究分担者より本研究課題に関与する研究の進展状況の説明が行なわれた. その後, 重点領域研究の申請について, 分担研究者間において種々の意見が交換され, 次の如く準備を進めることに意見が一致した. すなわち, 研究班組織を, 総括班と5計画研究班とする. 研究計画班は, 第1班:血液凝固・線溶調節因子の分子生物学的研究.班員6名. 第2班:血友病・von Willebrand病の分子生物学的研究. 班員4名. 第3班:外因系血液凝固.班員5名.第4班:血小板膜の構造と機能.班員6名.第5班:血管内皮細胞由来の血栓調節因子.班員5名.また, 各計画研究班の代表世話人として, 第1班, 青木延雄.第2班,斉藤英彦.第3班,岩永貞昭.第4班,山崎博男.第5班,居石克夫を選出した. 総括班は, 課題名としては, 重点領域研究の全体の課題名「血栓性素因の分子生物学的解析とその臨床応用」を採用した. 総括班は, 各計画研究班の代表世話人をもって構成することにした. なお, 班員の稲田祐二は, 63年に定年退官するため, 同グループの斉藤佑尚を代りに班員とすることが了承された. さらに, 計画研究の順調な進展をはかるため, 本総合研究(B)の研究班員以外に, 各研究課題領域でのエキスパート計7名を班員として本重点領域に参加するよう要請することにした. 各計画研究班は, 個別に, 各々の詳細な研究計画を作成し, 妥当な研究経費を算定し, 重点領域計画研究への申請の準備を行った. なお, 一部では, 具体的な研究を発足させた. すなわち, 線溶調節因子α2プラスミンインヒビターの遺伝子構造の解明である.
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