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イギリス革命におけるニュー・モデル軍とレベラーズ

Research Project

Project/Area Number 62510208
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field History of Europe and America
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

友田 卓爾  広島大学, 総合科学部, 助手 (70034824)

Project Period (FY) 1987 – 1988
Project Status Completed (Fiscal Year 1988)
Budget Amount *help
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1988: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywordsイギリス革命 / ニュー・モデル軍 / 新型軍 / アジテーター / レベラーズ / ジョン・リルバーン / ロンドン群衆 / 徒弟 / 反カトリック / 分離派
Research Abstract

イギリス革命を推進したニュー・モデル軍(新型軍)のアジテーターズとロンドンの民衆勢力レベラーズとの関係を明らかにせんと試みた。すなわち、47年5月-6月のニュー・モデル軍アジテーターズの運動をロンドン.レベラーズの運動の展開との関連で考察することにより、軍隊の急進的運動の大義、組織、戦術上の特徴を検討し、以下の諸点を明らかにした。軍隊の危機が深化する過程で、アジテーター組織は強力な指導権を掌握できた。フェアファックス歩兵連隊とレインバラ歩兵連隊の反乱はアジテーターズの指令にもとづいたものであり、ジョイス少尉による国王強奪はそうした反乱の頂点に位置づけられる事件であった。6月4.5日の軍総集令も兵士の左力によって実現された。このように、軍隊の政治化はアジテーター組織のイニシアティブによるものであったが、軍幹部は兵士としての立場にたつ(軍隊の不満を表明する)「共同一致」行動である限りにおいて、アジテーターズの組織と運動を容認してきた。しかし、軍隊の危機が深まる過程で、アジテーター組織は、兵士としての立場をこえて人民としての立場にたつ傾向を強め、また士官の肩ごしに直接行動を起こす戦術をとるに至った。けれども、アジテーターズが一貫して士官との「共同一致」行動を呼びかけているかぎり、兵士の政治的結合はたやすくレベラーズの運動に結合される性格のものではなかった。また、士官との「共同一致」という基本的枠組内にあるかぎり、士官、とりわけ士官会議とのパイプ役を果たした急進的士官が兵士の運動に及ぼした影響と役割は大きかったといえる。ウエーリ騎兵連隊の士官アジテーター・チレンデン中尉は連絡員としてロンドンからアジテーター組織に情報と作戦を与えていた。ホワイト大尉はフェアファックス歩兵連隊の反乱を扇動した。国王強奪の主役ジョイスカ少尉のフェアファックス騎兵連隊に所属しており、6月以降アジテーターとなる。

Report

(2 results)
  • 1988 Annual Research Report
  • 1987 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 友田,卓爾: 広島大学総合科学部紀要I. 14. 99-137 (1989)

    • Related Report
      1988 Annual Research Report
  • [Publications] 友田卓爾: 地域分化研究(広島大学総合科学部紀要I). 13. 95-122 (1987)

    • Related Report
      1987 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-04-01   Modified: 2016-04-21  

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