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中英語頭韻詩, 特にガウェイン詩群の統語法研究

Research Project

Project/Area Number 62510254
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 英語・英文学(アメリカ語・アメリカ文学)
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

田島 松二  九州大学, 教養部, 助教授 (10001819)

Project Period (FY) 1987
Project Status Completed (Fiscal Year 1987)
Budget Amount *help
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1987: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Keywords中英語頭韻詩 / ガウェイン詩群 / 統語法 / オーサーシップ / 迂言的助動詞
Research Abstract

大英図書館所蔵のCotton Nero A.x.写本は一般にガウェイン詩群と呼ばれているが, その写本は中英語最高のロマンスといわれるSin Gawaiu and the Gretu Kuiqht, すぐれた宗教叙情詩Pearl, 更に2つの説教詩CleannessとPatieuceから成り, 文学・言語の両面から多彩な研究が行なわれてきた. その最も重要なテーマのひとつは, これら4篇の頭韻詩は果して同一詩人のものかどうか, というものであり, 前世紀来同一作者説及び複数作者説が主として言語・文体の面から展開されてきた. 本研究の究極の目的はガウェイン詩群の言語, 特にその統語法を分析し, 併わせて同時代にかかれたと推定される他の頭韻詩の言語を分析・比較対照することにより, これら4篇間の言語的特徴の異同を明らかにし, 同一作者説の正否を検討することである.
そのため今年度は中英語頭韻詩全体のオーサーシップに関する過去100年余の研究文献を収集し, それらを通読, 問題点の整理を行なった. そして今後の研究方向としては, ガウェイン詩群を中英語頭韻詩全体の展望の中でとらえるべきことが明確になった. その上で行なった具体的研究は同詩群で詩形上重要な役割を担っていると考えられる迂音的助動詞con(=did)を取り上げ, その異形であるganをも考慮に入れて中英語頭韻詩全体の調査を行なった. その結果を形態・頻度・機能・意味の点から検討し, 14世紀後半の頭韻詩全体の展望の中でのガウェイン詩群の特徴ならびにガウェイン詩群の4篇間の統語法上の異同を明らかにすることができた. 結論的には, 複数作者説の可能性を示唆するものとなったが, 今後このような言語・文体面から客観的事実を積み重ねてゆくことがガウェイン詩群オーサーシップ研究に資することになると思われる.

Report

(1 results)
  • 1987 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 鈴木榮一編: "中英語頭韻詩の言語と文体「オーサーシップと言語・文体」" 学書房, 150 (1988)

    • Related Report
      1987 Annual Research Report

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Published: 1987-04-01   Modified: 2016-04-21  

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