金融の自由化の金融政策に及ぼす影響についての計量的国際比較研究ーとくに環太平洋地域の諸国についてー
Project/Area Number |
62530063
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Public finance/Monetary economics
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
石垣 健一 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (40047486)
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Project Period (FY) |
1987 – 1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 環太平洋諸国 / 金融の自由化 / 金利の自由化 / 銀行部門の自由化 / 外為・資本取引の自由化 / 業務分野規制 / 貨幣需要関数 / 金融政策 |
Research Abstract |
本研究の第1段階では環太平洋地域に所在する先進5カ国(米国, 日本, カナダ,オーストラリア, ニュージーランド)の金融の自由化の実態を明らかにした. このための準備段階として各国の金融自由化に関する著書, 及び論文についての文献目録の作成を行なった. この文献目録にしたがって各国の金融の自由化の実態が, どの様な状態になっているかを検討した. 同時に東京に出張, あるいは豪州への出張の機会を利用して日・豪の中央銀行, 大蔵省等を訪問し, 金融の自由化やその金融政策に関する資料収集を行なった. この様な研究の結果, 各国の金融の自由化は, 金利の自由化, 銀行部門の自由化, 外為・資本取引の自由化, 政府証券市場の自由化などに共通点が認められるが, しかし業務分野規制の自由化については種々の問題が残されていることが判明した. この様な自由化の結果, 貨幣需要関数は構造変化を受けており, 各国金融当局は貨幣量よりも利子率に注目して金融政策を行っている.
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)