Research Abstract |
単位区間I=[0,1]上の連続関数環C(I)で定義され, その値がI上のラドン測度であるような微分子の性質の研究を続行した. 今年度は特に離散測度値の微分子について幾つかの事実を得, また通常の導関数の拡張として得られる自然な閉微分子dについては, 連続関数を値に持つ場合とは違って, もはや閉拡張は存在し得ない事が分かった. 関連事項の研究討論のため, 科研費によって他大学からの招待者も含めた研究会を開催することが出来, 今後の研究発展に役立つ情報も入手することが出来た.
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