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早期型星による波動と長周期恒星活動との関係

Research Project

Project/Area Number 62540179
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Astronomy
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

安藤 裕康  東京大学, 東京天文台, 助教授 (90111559)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西村 史朗  東京大学, 東京天文台, 助教授 (10012840)
Project Period (FY) 1987
Project Status Completed (Fiscal Year 1987)
Budget Amount *help
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Keywords早期型星の質量放出 / 波動と回転の相互作用 / 吸収線輪郭変化 / ファブリーペロ干渉分光計
Research Abstract

研究計画に従って岡山天体物理観測所の188cm望遠鏡のクーデ室に設置されたサーボコントロール型ファブリーペロ干渉分光計システムの改修を行なった. 改修点は主にロランCによる時刻の取り込み, 計算機と分光計のインターフェイスの改良であった. これによって恒星活動の変化のより正確な把握とスムースなデータ取得が可能となった.
研究目的遂行のため波長域3900〜4400Aをもつファブリーペロ分光計のエタロン板を購入した. 本年は室内実験によりその性能試験を行ない, 期待通りの性能をもつことを確かめるにとどまった.
本年度はとくにBe型星の長周期恒星活動と波動の関係に目標をしぼり, クーデ分光器でζOph, λEriなどの星の吸収線の予備的な観測を行なった. その結果吸収線は数時間のスケールでその輪郭が変化していることがわかった. 時間平均した線輪郭を求め, それをさし引き時間変化成分のみを表示した. 一見して波のようなものが短波長から長波長側へ伝播していくのがわかった. これは星の表面に立つ波動が星の自転方向に伝播しているのがスペクトル領域にドップラー表示されたものと理解される. これによりファブリーペロ干渉分光計による高分解能観測への手掛りが得られた.
これまでの研究でBe星の恒星活動(数年〜数十年でくり返される準周期的質量放出)が波動と回転の相互作用で生じているとすれば, 波動の様子が恒星活動の時間スケールで変化しているはずである. とくに質量放出の前後で波動の様子が変る可能性が大きい. ζOph, λEriなどは活動周期が比較的短いので, 集中的にこれから数年観測する予定である. 又, 早期型の超巨星でも間欠的な質量放出があり, 波動と回転の相互作用の結果と考えられる. しかし波動の周期が長いため, 波動の性質について十分理解されておらず, 今後の観測が重要である.

Report

(1 results)
  • 1987 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-04-01   Modified: 2016-04-21  

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