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多核細胞性緑藻の細胞分化の研究-細胞骨格の動態と役割

Research Project

Project/Area Number 62540527
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 植物形態・分類学
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

石川 依久子  大阪大学, 教養部, 助教授 (50074638)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 永井 玲子  大阪大学, 教養部, 教授 (90028192)
榎本 幸人  神戸大学, 理学部・付属臨海実験所, 教授 (80030766)
Project Period (FY) 1987
Project Status Completed (Fiscal Year 1987)
Budget Amount *help
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywords緑藻 / 多核細胞 / 微小管挙動 / 遊走子形成 / 核配置 / 細胞骨格 / 間接蛍光抗体法
Research Abstract

1.カサノリ, バロニア, キツコウグサ, マガタマモ等, 多核細胞性緑藻の室内培養をおこない, 実績目的にかなった最適資料を収穫するための条件設定を種々検討した.
2.間接蛍光抗体法を用いて, 主としてバロニアの細胞骨格の動態を研究した. 特に, 核および葉緑体と細胞骨格の相互関係に焦点をおいた.
(1)栄養成長, 核静止期における巨大多核細胞にみられる細胞骨格の役割を研究し, 微小管が核の均等分布と核周辺への葉緑体均等配置に貢献していることを見出した. また筑波大学の急速凍結装置を借用し, 電顕観察により, 葉緑体と微小管との接着について研究中である.
(2)多核細胞体において核分裂が同調しておこることを見出し, 分裂過程の細胞骨格挙動を蛍光染色により観察した. また, 電子顕微鏡観察のよりよい像を得るために固定法に再三の改善が必要とされてきた. 現在は, 最適固定法がみつかった電顕観察の段階に入ったところである.
(3)生殖細胞形成期の微小管を経時的なサンプリングにより観察し, 微小管系の動的構造変化を研究した. くり返しおこなわれる核分裂とその後にあらわれる鞭毛シテムおよび遊走細胞への細胞質分割等は, 微小管システムの構造形成とその分解の繰り返しによって誘導されることを見出した.
(4)マガタマモにおける細胞骨格の動態を同上方法にもとづいて観察中であり, バロニアで得られた結果の普遍性について検討中である.
(5)微小管以外の細胞骨格, ことにアクチン遷移の動態についてもあわせて研究中であるが微小管と異り, ポリクローナルアクチン抗体およびローダミンファロイジン等の再三の実験にも拘らず, 顕著なデーターは得られていない.

Report

(1 results)
  • 1987 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Ikuko Shihira-Ishikawa: The Japanese Journal of Phycology. 35. 251-258 (1987)

    • Related Report
      1987 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-04-01   Modified: 2016-04-21  

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