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アナログ符号を用いた秘話無線通信方式に関する研究

Research Project

Project/Area Number 62550237
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 電子通信系統工学
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

植松 友彦  東京工業大学, 工学部, 助手 (60168656)

Project Period (FY) 1987
Project Status Completed (Fiscal Year 1987)
Budget Amount *help
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywordsアナログ符号 / 無線電話方式 / 秘話通信 / 暗号方式
Research Abstract

本研究では, 実数体あるいは複素数体上で定義される誤り訂正符号(アナログ符号)を用い, 秘話性を有する, 帯域12.5〔KHz〕の狭帯域無線電話方式の実用性の検討を行い, 以下に述べるような成果を得ている.
1.ランダムノイズの影響を受けにくい, 無線通信方式に適したアナログ符号の構成法を開発し, 新たに得られた符号の性能をシミュレーションにより評価した.
2.マルチパスならびにフェージング・チャネルのモデルを作成し, FM方式とアナログ符号を用いて符号化したPAM(パルス振幅変調)方式の伝送特性をシミュレーションによって調べ, 12.5〔KHz〕帯域のFM方式にくらべ, アナログ符号を用いて符号化したPAM方式のほうがマルチパスの影響を受けにくいことを明らかにした.
3.アナログ符号を用いたスクランブルによる秘話特性を検討するため, PAM信号とアナログ符号を用いて符号化したPAM信号を, 時間領域および周波数領域で比較したところ, アナログ符号を用いて符号化した符号語列は, もとの情報信号と時間領域, 及び周波数領域で互いに全く異なっており, その符号の生成行列を知らなければ, 情報を得ることができないため, 十分な秘話性を確保できることを示した. 特に, 符号化する際に符号語シンボルの入れ替えを行うことで, 一つの信号に対して幾種類もの符号語を作ることができるので, 暗号の鍵も十分多く取れるものと考えられる.
4.これらの結果から, アナログ符号を用いて符号化したPAM方式は, 12.5〔KHz〕狭帯域無線電話方式に基本的に適用可能であると考えられる. しかしながら, 本方式を実際に適用するためには, 電話において会話をしていない無音区間の秘話性の確保について検討する必要があると考えられる.

Report

(1 results)
  • 1987 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

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All Publications (2 results)

  • [Publications] 地主創: 電子情報通信学会論文誌(A).

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      1987 Annual Research Report
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URL: 

Published: 1987-04-01   Modified: 2016-04-21  

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