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自然界におけるジベレリンの動態に関する研究

Research Project

Project/Area Number 62560014
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 作物
Research InstitutionYokohama National University

Principal Investigator

太田 敏郎  横浜国立大学, 教育学部, 教授 (80007658)

Project Period (FY) 1987
Project Status Completed (Fiscal Year 1987)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Keywordsジベレリン / 自然界 / 動態 / ササゲ / インゲン / イネ / ムギ
Research Abstract

ジベレリンは植物体内において生成され, その植物の生長に関与していることが知られている. しかしながらジベレリンは生長を完了した器官にも残存し, 風乾状態のいわゆる作物の遺体中からも多量に検出される場合がある. とくにマメ科植物の完熟風乾状態のさやからは多量にジベレリンが検出されるが, 種子の成熟が不完全な不稔さやでもジベレリンの量には差がない. そこで本年度はササゲ, およびインゲンのさやを供試し, 不稔さやおよび人為的に未熟種子を除去したさやについて, 完熟風乾後にジベレリンの調査を行った. ササゲでは種子の有無はさや中のジベレリンの量に影響を与えなかったが, インゲンでは不稔さやおよび人為的に種子を除去したさやでいちじるしいジベレリンの減少が認められた.
種子の有無とさや中のジベレリンの量との関係のごとく, 生殖器官の成熟の良否と, 同化物質をその生殖器官に供給する栄養器官中のジベレリンの量との関係は興味ある問題である.
そこでオオムギ, コムギ, およびイネについて, 出穂時に穂を除去し, 完熟後の止葉および上位節稈に含まれているジベレリンの量を調査したが, 対照区との間にほとんど差を認めることができなかった.
以上の結果から栄養器官中のジベレリンの量と生殖器官の成熟の良否の間には一定の傾向を認めることはできなかった.
なお, 本実験ではササゲさや, イネの葉, 稈については酸性で酢酸エチルに可溶の遊離型ジベレリンについてのみ調査四, インゲンのさやおよびオオムギ, コムギの葉, 稈については結合型ジベレリンの存在が知られているため, nブタノール可溶のジベレリンについても調査を行った. 調査はイネ幼苗テスト(品種, 短銀坊主)で行った.

Report

(1 results)
  • 1987 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-04-01   Modified: 2016-04-21  

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