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生後におけるラット運動ニューロンの生存因子の研究

Research Project

Project/Area Number 62570067
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Neurophysiology and muscle physiology
Research InstitutionOkazaki National Research Institutes

Principal Investigator

樫原 康博  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (00161018)

Project Period (FY) 1987
Project Status Completed (Fiscal Year 1987)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Keywords運動ニューロン / 生存因子 / 栄養因子 / 除神経筋 / 筋萎縮性側索硬化症 / コリンアセチルトランスフェラーゼ / イムノブロット
Research Abstract

生後約50日目に左側横隔膜神経を切断したラット横隔膜筋(除神経筋)を術後5日目に摘出し, これを24時間培養した. その培養後の液(CM)を濃縮し, シリコンチューブに充填し, 生後4日目に切断した左側坐骨神経の中枢端を挿入した. 3日に1度の割合で液交換し, 術後2週目にL4-L5レベルで脊髄を摘出した. 摘出した脊髄を半蔵し, 術側と正常側のコリンアセチルトランスフェラーゼ(ChAT)活性を比較した. その結果, CMの代りに, 生理食塩水を与えた場合の術側のChAT活性は, 正常側に比べ平均72%に減少していた. CMを与えた場合は, 80%と増大の傾向を示したが有意差はなかった. この傾向は, 除神経しないで培養液に横隔膜筋のCMでも見られ, 除神経筋に特異的ではなかった. この結果に対する一つの可能性として, CMの濃縮液に含まれる運動ニューロン生存因子がごく微量のため有意差が出ないと考えられる. この可能性の検討は, 生存因子に対するアフィニティークロマトが出来れば容易となる. 1984年, Gurneyは, 筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者血清が筋から放出される運動ニューロン栄養因子と抗原抗体反応すると報告している. この報告が正しければ, ALS患者のイムノグロブリンを用いて生存因子のアフィニティークロマトが可能であるので, Gurneyの追試を行った. 彼は, CMを電気泳動し, Western blot後, ALS血清と反応させると56Kdaltonのタンパクと特異的な結合が見られると報告しているが, 我々は, 56K以外にも, 48K,64K,76Kに著明なバンドを見た. しかも, 正常人血清を用いた場合にも, 56Kにバンドが見られた. 従って, 我々は, ALS血清を特異的に結合するタンパクを確認する事は出来なかった. (これらの結果は, 国際ALS会議において報告した). よって, 現在, 生存因子濃縮のために, 分子量によって, CMを分画し, それらの効果について, 実験中である.

Report

(1 results)
  • 1987 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Y. Kashihara,: International Conference of Amyotrophic Lateral Sclerosis. 110 (1987)

    • Related Report
      1987 Annual Research Report
  • [Publications] 久野 宗: 生通学研究所年報. 8. 117-120 (1987)

    • Related Report
      1987 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-04-01   Modified: 2016-04-21  

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