Project/Area Number |
62570137
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pathological medical chemistry
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
秋山 伸一 鹿児島大学, 医学部, 教授 (60117413)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉村 昭彦 鹿児島大学, 医学部, 助手 (90182815)
菊地 博 鹿児島大学, 医学部, 助手 (30128425)
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Project Period (FY) |
1987 – 1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1988: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Fiscal Year 1987: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 上皮生長因子 / トランスフェリン / エンドサイトーシス / 細胞内取り込み過程 / 温度感受性変異株 |
Research Abstract |
1.上皮生長因子(EGF)-緑膿菌毒素(PE)複合体(EGF-PE)とトランスフェリン(TF)にリシンA鎖(RA)を結合させた複合体(TF-RA)を作製した。 2.EGF-PEに耐性な株100株あまりをヒト癌KB細胞より分離した。これらの変異株のほとんどが^<125>I-EGFとの結合量は親株の20〜50%に低下していたが、親和性に変化はみられなかった。また変異株のほとんどが親株よりも増殖速度が低下していた。また変異株はPEに交差耐性を示した。これらの実験結果はEGF-PE耐性形質がEGF受容体の減少と遊離のPEに耐性を獲得したことの両者に起因することを示している。 3.EGF-PE、TF-RAを高温(39℃)でヒト癌KB細胞に取り込ませ、そのあと低温(34℃)にて培養することにより温度感受性のエンドサイトーシス欠損株を3株分離した。さらに多くの変異株を分離するために、TF-RA、ジフテリア毒素(DT)、PE、の存在下に39℃で24時間KB細胞を培養し、トリプシン処理をしたあと温度を34℃に下降させ培養することにより、高温でこれらの毒素に同時に耐性な変異株を10株分離した。 これらの変異株についての変異部位の解析が進行中である。
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