Project/Area Number |
62570311
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gastroenterology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
井廻 道夫 東京大学, 医学部, 講師 (70134228)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 郁夫 東京大学, 医学部, 医員
森山 貴志 東京大学, 医学部, 医員
大西 真 東京大学, 医学部, 助手 (00183236)
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Project Period (FY) |
1987 – 1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1988: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 肝癌 / 肝細胞増殖因子 / ラット肝細胞 |
Research Abstract |
私達は、昭和62年度の研究結果に基づき、ヒト肝癌細胞株SK-Hep-1の培養上清を大量に集め、肝細胞増殖因子の精製を開始した。しかしながら、無血清培地で培養したSK-Hep-1細胞の大量の培養上清を、限外ろ過濃縮により濃縮したところ、濃縮後の培養上清は、むしろ遊離ラット肝細胞のDNA合成の著明な抑制を示した。この抑制効果は、DNA合成最大刺激濃度の上皮細胞成長因子の存在下でも認められた。従って、肝細胞増殖因子の精製の前に、この抑制因子の解明が必要となった。新鮮な培養上清では抑制因子の活性は低いにもかかわらず、貯蔵中に活性化してくる性質などより、この抑制因子は腫瘍成長因子β(TGF-β)である可能性が考えられるに至り、肝細胞成長因子の精製を再開したところである。
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