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新食品資材の調理に関する研究

Research Project

Project/Area Number 62580068
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 家政学
Research InstitutionOtsuma Women's University Junior College Division

Principal Investigator

市川 朝子  大妻女子短期大学部, 家政学部, 講師 (30141295)

Project Period (FY) 1987
Project Status Completed (Fiscal Year 1987)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Keywords高吸水性高分子 / 架橋反応 / 平衡膨潤度 / 膨潤初速度 / 水素結合性コンプレックス / デンプン / キトサン / フィルム
Research Abstract

1.実験方法. 従来から行なっているデンプン系高吸水性高分子の吸水性能の検討のうち, 今回は, 主に, デンプンとキトサンの水素結合性コンプレックスについて検討した. デンプンとキトサンの繰り返し単位モル比40/1〜1/40間に8段階の混合割合で20%ギ酸溶液を作り, 一定条件下でフィルム化した. フィルムの吸水性は熱分析装置(TMA)を改良した装置を用い, 厚さの経時的変化を求め結果をTMAデーター処理装置で算出した. また, 今回, 補助金の一部で購入した重量法による吸水挙動の試作分析装置を用い, 既知のフィルム(厚さの値について)で, その吸水挙動についても経時的変化を測定した.
2.結果と考察. 試料フィルムの厚さに関する吸水時の膨潤曲線をRobinsonの速度式にあてはめると, 各試料共に良い直線関係が得られる. この直線の勾配と縦軸の切片から, 膨潤初速度および平衡膨潤度を算出し, これらの値について混合組成および荷重量などの点から吸水挙動を検討した. デンプンとキトサンの水素結合性コンプレックスの平衡膨潤度は混合比が等モル比に近いところで吸水の最大を示し, 二者の混合比に差のあるところでは吸水性は低下する傾向がみられた. 同様の吸水挙動が, 構造と吸水性の関連性を確かめる目的で行った合成高分子のPEGとキトサンのコンプレックスについても認められた. この傾向は, 以前に行なったCM化デンプンとキトサンの架橋のよるコンプレックスの挙動とは逆の結果となった. また, 試作段階であるが, 重量法による経時変化をRobinsonの速度式にあてはめ, 膨潤初速度, 平衡膨潤度を求めたところ, かなり良い再現性にある結果が得られた. 重量の経時的変化は現在まで全く測定されておらず, 今回の装置にさらに細かな制御を加えることで, より再現性ある結果を求めることは, 高吸水性高分子の反応形態(様式)ごとにその吸水挙動を結論づけてゆく際の重要な手だての一つになり得ると考える.

Report

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  • 1987 Final Research Report Summary
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  • [Publications] 市川朝子, 中島利誠: 高分子論文集. 45. (1988)

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Published: 1987-04-01   Modified: 2016-04-21  

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