生涯学習を支援する知識検索インタフェースシステムに関する研究
Project/Area Number |
62580235
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
科学教育(含教育工学)
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
伊藤 紘二 東京大学, 工学部計数工学科, 助教授 (20013683)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅野 正一郎 学術情報センター, 教授 (50092119)
|
Project Period (FY) |
1987 – 1988
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
|
Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1988: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
|
Keywords | 知識処理 / 知識インタフェース / 学習支援システム / 知的CAI / 知識ベース / 生涯学習 / 知的インターフェース |
Research Abstract |
工学系の生涯教育において、問題解決方略の型を問題の型に応じて選び、それが指示する知識の型を手がかりに、具体的な問題解決過程を組み立てるという問題解決能力を養うことを目的とし、学習者の要求に応じて、知識候補を検索する知識検索インタフェースシステムの試作を行ってきたが、本年度は、次の2点において成果を得た。 1.Prolog上のオブジェクト指向による実現 問題解決過程、解決方略の型、知識の型、ならびに知識記述に用いる概念の型のそれぞれに、同じ型に属する知識を検索適用する手続き、概念に対するインスタンスの帰属の適格性診断、などの手続きを付随させたものをオブジェクトとした。オブジェクト指向的な構成を試み、定理型知識と、方程式型知識を用いる初等幾何の証明過程を例に、試作を行った。その結果、知識ベースの変更や追加が容易になり、こうした知識ベースの構成が学習者の意識に対して透明に伝わるような仕組を実現することが容易になった。また、前年度において、ネットワークの利用による検索効率の向上が図られたが、これもオブジェクト指向のうえで、実現した。 2.不完全な記述を扱う自然言語インタフェース 学習者にとって、メニュー選択による入力方式は、システムとの自然な対話を妨げる場合があり、自然言語による対話を加味する必要がある。しかし、学習者による入力が、言語的にも、また、概念レベルでも不完全なものでありうることから、今回、一例として、扱う世界を、移動に関する線形方程式問題に限り、入力される記述文の列の形態素解析ならびに統語解析とともに、格/接続支配と意味表現による形態素間の拘束を、可能な部分から伝搬させてゆくことにより、談話のレベルで、欠落部分の指摘と確定を行う処理を試みた。
|
Report
(2 results)
Research Products
(14 results)