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数値情報を用いたわが国の水害の地域性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 62601015
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionOchanomizu University

Principal Investigator

久保 幸夫  お茶の水女子大学, 文教育学部, 講師 (40107694)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小池 俊雄  東京大学, 工学部, 講師 (30178173)
大森 博雄  東京大学, 理学部, 助教授 (60092160)
高橋 裕  芝浦工業大学, 工学部, 教授 (20010572)
Project Period (FY) 1987
Project Status Completed (Fiscal Year 1987)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Keywords内水害 / 地域性 / メッシュデータ / 災害データベース / 水害発生危険度
Research Abstract

本研究は, 国土数値情報(メッシュデータ)など, 数値情報を用いて, わが国における水害の地域性, その発生要因を求めようというものである.
(1)メッシュデータ利用支援システムをミニコン上に構築し, 過去の災害データ, 国土数値情報, 気象メッシュデータなど, また, 非メッシュデータとして, 河川流路データ, 河川縦断形データを利用できるようにした. このシステムを用いて, 全国災害地図を10Kmメッシュで作成した.
(2)日本列島レベルでの災害の地域性を解析するため, 河川縦断面形の特性に注目し, これと河川災害タイプを照合させた. この結果, 河川縦断面形と災害タイプの間には, 相関がみられた.
(3)内水害の発生危険度の一般的な評価法を提示するため, 汎用的な指標と思われる地点情報のみをその被害の発生要因として統計解析を行った. 荒川水系において国土数値情報の3次メッシュを分析の基本単位とし, 数量化理論第II類を用いて, 内水害の発生・非発生判別分析を行った. 説明要因として, 日最大雨量, 時間最大雨量, 微視的窪み度, 巨視的窪み度, 地形分類, 非集水域面積率, 宅地率を用いた. (1)充分な精度で内水害の発生・非発生を判別することができること, (2)各説明要因の影響力の大きさは, 流域の内水害発生機構を反映すること, が示された. 次に, 発生・非発生判別モデルを作成した結果, (1)内水害の発生域を精度良く判別できること, (2)モデルによる発生域は実際の発生域よりその数が多大となること, がわかり, 本解析法を用いた内水害発生危険度の評価が可能であることが示されたが, 評価基準の設定は今後の課題として残された.
今後, 災害に関して, 数値データ, 写真, 地図, 文書, さらには, 各種のモデルを総合的に蓄積し, 研究者が検索, 利用できる災害データベースの構築が必要であると思われる.

Report

(1 results)
  • 1987 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-04-01   Modified: 2016-04-21  

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