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土石流の発生及び規模の予測に関する研究

Research Project

Project/Area Number 62601017
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

片岡 順  名古屋大学, 農学部, 教授 (20023385)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 新井 宗之  名城大学, 理工学部, 助手 (90103259)
水原 邦夫  京都府立大学, 農学部, 助教授 (90026401)
諏訪 浩  京都大学, 防災研究所, 助手 (00093253)
沢田 豊明  京都大学, 防災研究所, 助手 (60027258)
高橋 保  京都大学, 防災研究所, 教授 (40027230)
Project Period (FY) 1987
Project Status Completed (Fiscal Year 1987)
Budget Amount *help
¥19,000,000 (Direct Cost: ¥19,000,000)
Fiscal Year 1987: ¥19,000,000 (Direct Cost: ¥19,000,000)
Keywords土石流の発生源 / 渓流堆積物 / 土石流の発生 / 土石流の流動 / 土石流の堆積 / 危険降雨 / 土石流の濃度 / 谷密度
Research Abstract

土石流の現地観測は焼岳の西側斜面の岐阜県側と, 東側斜面の長野県側で実施された. 本年は降雨量が少なく土石流の発生は認められなかった. そこで両班とも渓床堆積土砂中への降雨の浸透造水の挙動について測定を行った.
沢田は岐阜県の試験地において新しく開発した浸透計を用いて雨水の浸透速度を堆積土砂の深さ方向に降雨ごとの記録を得た. 雨水の浸透は降雨強度とは必ずしも一致しないことから, 今後の測定因子について検討をした. 諏訪は長野県側において渓床堆積土砂の中へ注水し一時的な貯水について実験を行うとともに, 過去発生した土石流について流量との関係を求めた. 流量が大きくなれば土石流の発生は多くなる傾向はあるが, 近年は土石流発生回数は減少傾向にあり, これは, 1962年の焼岳の噴火による場の条件が関係していることを示唆している.
土石流発生とその流動のモデル実験では, 高橋は水路の合流タイプをつくり, 支流より本流へ流入する土石流の挙動について解析を行った. 支流を流下する土石流は本流へ流入したとき, 土砂濃度が0.4以下のときは全部流下し, 0.4〜0.55のときは広く堆積し, 0.55以上のときは比較的せまく堆積をすることを得て, 理論式との適合について検討した. 新居は砂防ダムのような小規模貯水池に流入する土石流の停止状況について, 実験と理論解析を行った. 大本の高濃度の土砂流の挙動について実験を進めている.
資料解析では, 片岡は昭和47年西三河災害の山崩れと土石流との関係について解析し, 谷密度の成長率を考え, 他次の谷の成長が小さな地区では, 山崩れが土石流化する傾向が高いことを求めた. 水原と水山は土石流災害を全国規模で集めるとともに. 代表的な土石流について検討した. 水山は桜島の野尻川においての流量と土石流発生, および砂防ダムの影響について解析を進めている.

Report

(1 results)
  • 1987 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-04-01   Modified: 2016-04-21  

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