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都市流出に係わる豪雨の時空間的広がりに関する研究

Research Project

Project/Area Number 62601520
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

高木 不折  名古屋大学, 工学部, 教授 (50023057)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 和田 清  名古屋大学, 工学部, 助手 (50191820)
原田 守博  名古屋大学, 工学部, 助手 (40165030)
長尾 正志  名古屋工業大学, 工学部, 教授 (70027225)
Project Period (FY) 1987
Project Status Completed (Fiscal Year 1987)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1987: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywords集中豪雨 / 水害 / 都市水害 / 洪水防御 / 都市河川 / 降水強度
Research Abstract

本研究は降雨, 主として豪雨の時空間分布の特性を確立統計的な観点より解明しようとしたものであって, 東海地方あるいは名古屋市の豪雨についての事例研究を基礎に, 都市河川を念願において, その治水上の計画降雨策定に基礎的試料を提供しようとしたものである.
まず, ある面積平均雨量の確立密度分布形をその対象とする面積との関係で理論的に導出し, それがガンマ分布にしたがうことを示した. すなわち, 同じ量の降雨が降っても, 平均雨量を考える面積が狭いほど, 集中的に大きな強度の降る確率が大きいこととその程度を量的に示し, また, その分布のパラメータ間に一定の関係が成立することを示したが, これらの事柄を名古屋市の雨の事例で実証した.
次いで, 名古屋市の豪雨の空間分布の実際を把握することに努めた. そのために, 限られた地点雨量の値から, 降雨強度の空間的な分布の状態とその誤差を推定するKriging解析を行った. その結果, いくつかの知見をを得たが, とくに, 雨域中心その降雨強度が大きいほど雨域面積は小さいことが見い出された. さらに中心での降雨強度, その周辺域での降雨強度とその推定誤差の分布さらに雨域面積の関係が導かれた. なお, いくつかの観測点での降雨の場所的な相関性を示すVariogramは, その降雨の原因に応じて変わる様子が見られた.
一方, 東海地方の豪雨例を分布すると, 台風・前線型降雨ではその場所的分布に異方性は少ないが, 梅雨では非常に狭長な雨域を持ち, 豪雨ではさらに著しい異方性を持っていることがわかった. また, ある面積A内の総雨量Vと平均雨量Pの関係を見ると, 降雨原因によってかなり明瞭な差違があることが見い出された.

Report

(1 results)
  • 1987 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-04-01   Modified: 2016-04-21  

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