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カルコーゲン元素の再生法の開発

Research Project

Project/Area Number 62602523
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

神戸 宣明  大阪大学, 工学部, 助手 (60144432)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 村井 真二  大阪大学, 工学部, 教授 (00029050)
Project Period (FY) 1987
Project Status Completed (Fiscal Year 1987)
Budget Amount *help
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords無機セレン化合物 / 無機テルル化合物 / 分離 / 再生利用 / 精製
Research Abstract

本研究は, セレンとテルルの化学的反応性の差異を利用する新しい分離精製法の開発を目的とするものであるが, その推進にあたっては実用化を考慮し, 使用する試薬を, 水素, 一酸化炭素, 水, およびアルコール, アミノ等, 安価で多量に供給できるものに限定した. 現在既に, 一酸化炭素に対する反応性において, セレンとテルルに大きな差異があることを見い出し, 今までに得られている予備的知見を組み合わせて, 以下二つの可能性のある新分離系を設計した. 1.CO/アミン反応系 単体セレンは, 常温, 常圧の温和な条件下, 一酸化炭素, アミン類と容易に反応し, セレノールカルバミン酸となり, 均一溶液を与える. 一方, テルルはこの条件では全く反応せず, 未反応で回収された. また, セレノールカルバミン酸をアミン共存下加熱することにより, 尿素と共にセレン化水素を生成することを見い出した. セレン化水素は, 空気で処理することにより容易に酸化され, 定量的にセレンを回収する事ができた. 2.CO/H_2O反応系 水を溶媒として用いることにより, 一酸化炭素加圧下, 単体セレンが容易に反応し, 一段階でセレン化水素を与えるが, 同条件下テルルは全く反応せず, 定量的に回収されることを明らかにした. 以上, 一酸化炭素との反応において, セレンとテルルの反応性に大きな差異が見られることを明らかにした. これを利用することにより, セレンを液相に, テルルを固相に選択的に集積することが可能になると考えられる. 今後の研究は次の実験計画に沿って進める. 1.微量のセレンおよびテルルの簡便な分析法を確立する. 2.一酸化炭素に対する反応性の差異を利用する本系に改良を加え, 一酸化炭素および, アミンを回収, 再利用する反応系を創出する. 3.最適反応系を設計するため, セレンおよびテルルの基礎的反応特性の解明を継続する.

Report

(1 results)
  • 1987 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-04-01   Modified: 2016-04-21  

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