Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
猪口 孝 東京大学, 東洋文化研究所, 助教授 (30053698)
渡辺 利夫 筑波大学, 社会科学系, 教授 (80064088)
飯田 経夫 名古屋大学, 経済学部, 教授 (70022449)
今堀 誠二 広島女子大学, 学長 (70034486)
松本 三郎 慶応義塾大学, 法学部, 教授 (80051225)
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Budget Amount *help |
¥6,500,000 (Direct Cost: ¥6,500,000)
Fiscal Year 1987: ¥6,500,000 (Direct Cost: ¥6,500,000)
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Research Abstract |
当「東アジア比較研究」は, これまでに前例のない総合的な地域研究であるので, 内外の学界からも注目を編めており, 参加者全員が一種の使命感のなかで, それぞれに課された研究を進めている. 全体の目標に対する62年度の達成度は, きわめて高く, 今後の研究の深化が十分に期待される段階に達している. 62年度の年次目標は, 問題意識の掘り下げ, 研究方法の探究, 文献資料の収集を中心とし, 研究が重ねられた. 主な活動は以下のとおりである. (1)第1回全体会義として「東アジア比較研究」第1回大磯シンポジウムを昭和62年7月10日から7月12日まで開催し, 基調報告(中嶋嶺雄「東アジア比較研究の課題-いまなぜ〈儒教文化圏か〉), セッション報告(猪口孝「現代中日体制論」, 渡辺利夫「東アジアにおける活力の源泉は何か」, 岡部達味「アジアを蔽う〈中国の影〉の意味」など)を中心にきわめて活発な討論がおこなわれた. (2)東京外国語大学主催の国際シンポジウム「地域研究と社会諸利学」が, 昭和62年11月9日から12日まで東京で開催されたが, 本シンポジウムには総括班メンバーが参加し, 大きな貢献をなした. (3)金日坤教授(釜山大学日本研究センター所長)を招いて, 「韓国の近代化と儒教文化」をテーマとして総括班メンバーを中心に研究会をおこなった. (4)安場保吉が昭和63年1月31日〜2月13日の日程でダイ・韓国において, 猪口孝が昭和63年1月24日〜1月31日の日程で中国において海外調査をおこなった. 両氏の海外調査は総括班としての基本的な研修情報の収集および学術交流上の諸連絡を中心としたものであり, きわめて多くの収穫があった.
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