Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
増田 彰正 東京大学, 理学部, 教授 (40030788)
小嶋 稔 東京大学, 理学部, 教授 (20011471)
長谷川 博一 京都大学, 理学部, 教授 (20025232)
水谷 仁 宇宙科学研究所, 教授 (00011578)
中澤 清 東京工業大学, 理学部, 教授 (10025455)
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Research Abstract |
生命とその母なる地球の起源は, 即太陽系の起源でもある. この太陽系の起源の研究の重要性に鑑み, 原始太陽系と惑星の起源の研究を行っている. 研究の推進は, 1.太陽系星雲の起源と変遷, 2.巨大惑星の起源と進化, 3.隕石の起源と母天体, 4.地球型惑星の起源と構造, 5.惑星大気の起源と変遷, 6.太陽系の起源にかかわる惑星探査の基礎の六つのテーマを設定し, 隕石や太陽系及び太陽系の起源にかかわる諸天体について, 実際のデータをもとに, 室内実験や精密測定, さらにコンピューターシュミレーションを駆使した基礎的研究を重点的に推進している. 本研究は, 上記六つのテーマの研究の, 総括班をなくすもので, その研究が互いに有機的に展開し充分な成果を納めるべく, 諸研究活動方針の決定と評価を以下の方法で行ってきた. すなわち(1)各班の研究実施状況を綿密にフォローし, (2)研究方針が目的に沿っているか, いなかの検討と見直し, (3)目的達成のための効果的方策の検討・助言と支援, (4)班全体の成果の評価, (5)複雑の班が合同で開催するワークショップの実施, (6)研究活動が重点領域全体で常に把握できる様ニュースの発効, および(7)班全体の成果のとりまとめを行っている. こうした活動のまとめのため, 総括班会議を年3回にわたり実施し, また, 成果を確認するための全体会議を2月2, 3日にわたり実施した. その成果は全体会議報告書「原始太陽系と惑星の起源」としてまとめた. 全体を通じ, 本重点領域は, 初年度の目標を充分達成し, 次年度以降により一層大きな成果を得る見通しが立った.
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