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¥11,400,000 (Direct Cost: ¥11,400,000)
Fiscal Year 1987: ¥11,400,000 (Direct Cost: ¥11,400,000)
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Research Abstract |
個体惑星の探査方針に関しては, 機会ある毎に関連研究者と討議を重ねており, わが国独自の探査方法であるペネトレータによる個体惑星内部構造の研究方法と, 光学的なリモートセンシングを主体とする表面物質の探査方法の何れに重点を置くべきかについて検討を進めている. 金星大気探査用観測装置のうち, ファブリペロー干渉計については, 今年度は干渉フリンジの二次元記録についての基礎実験を行ない, 良好な結果を得た. また紫外分光計については, 光学系の基本設計を終り, それに基づいて装置を試作し真空チェンバー中での予備実験を進めている. また金星大気密度の変動を検出する目的で開発するマイクロ加速度計については先ずその準備として技術的資料を収集し, 基本的な調査を終えている. 金星電離層プラズマ測定用のリターディングポテンシァルトラップについても技術的検討を進めている. 一方, 惑星磁気圏探査に関しては, プラズマ粒子のエネルギー, 質量, 荷電状態の計測を行う装置と, 粒子ビームを用いて電磁界を計測する装置の基礎実験を続けている. また太陽近傍プラズマの探査についても調査を開始した.
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