Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 1987: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
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Research Abstract |
分析イオン顕微鏡の製作として, 昭和60年度からの3年間にわたる試験研究(2), 昭和61年度からの4年間にわたる一般研究(A)の交付を受けて製作している分析管の真空排気テストを行い, ベークアウトなしの状態で1×10^<-7>Torrの到達真空度が得られることがわかったが, その試運転により明らかとなった, ターボ分子ポンプの真空排気能力の不足を補うため, さらに1台のターボ分子ポンプとアングル弁および油回転ポンプ購入した. 今後は, これら部品を接続し, 真空排気テストを行なうと同時に, 超高真空を確保するためのベークアウトを繰り返す予定である. これらイオン顕微鏡装置の製作と並行して, 周辺装置として, プリズムとテレビカメラを組み合わせて使用することにより, 試料表面の動的観察および表面の連続記録を可能とするため, 試料台周辺でのプリズム移動機構やカメラ用の窓の設置などについて検討し, 設計を行なった. . テストについては, イオン顕微鏡本体の完成を待って行なう予定である. 一方, 従来から引続き行なっている同位体比変動の研究に関しては, 隕石のコンドルール中でマグネシウム同位体異常を示す鉱物種を同定するため, 大阪大学の日立IMA-2A型SIMSによる同位体比測定と同時に, 鳴門教育大学のEPMAを用いてSIMSによる分析場所の元素の定量分析を行った. その結果, 当初SIMSの分析のみから推定されていた通り, フォルステライト成分に富んだカンラン石およびエンスタタイト成分に富む輝石中に主として^<24>Mg同位体過剰が存在することがつきとめられた.
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