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大腸菌テトラサイクリン排出系のエネルギー共役機構

Research Project

Project/Area Number 62617503
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

澤井 哲夫  千葉大学, 薬学部, 教授 (70009174)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 塚本 喜久雄  千葉大学, 薬学部, 助手 (20183478)
山口 明人  千葉大学, 薬学部, 助教授 (60114336)
Project Period (FY) 1987 – 1988
Project Status Completed (Fiscal Year 1987)
Budget Amount *help
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywordsテトラサイクリン / 耐性 / 抗生物質 / 能動的排出 / マグネシウム排出 / コバルト排出 / 反転膜小胞 / 大腸菌 / TnIO
Research Abstract

細菌のテトラサイクリン(TC)耐性は、能動的排出によるという点できわめて特異な耐性である。本研究は、TC輸送の分子機構を明らかにすることを目的としている。既に前年度において、TCはH^+との1:1の逆輸送であり、電気的には中性な、主としてpH勾配により駆動される輸送系であることを明らかにした。しかし、TC分子は整理的環境下ではTH_2またはTHという中性または陰イオン型として存在することが知られており、もしH^+との逆輸送系であれば、その輸送過程は電気的に中性ではなく、少なくとも2個の正味の電荷の移動を伴う筈であり、観察された事実と矛盾する。我々は、第3のイオンが共輸送されている可能性を検討した。TC輸送系の活性にはMg^<2+>が必須であり、Co^<2+>は更に効率よくTC輸送を活性化するが、Cd^<2+> Mn^<2+> Zn^<2+>などは無効である。そこで60Co^<2+>の輸送を測定した所、TC耐性蛋白TetAに仲介されて、TCの輸送と共役したCoの輸送が認められた。Mg^<2+>またはCo^<2+>存在下では、TCは中性付近の溶媒中で、THMg^<+>またはTHCo^<+>という一価カチオンとして存在することが知られている。TetAにより輸送される分子が一価カチオンであればH<+>との交換により電気的中性となり、エネルギ-共役実験の結果と一致する。次に、THMg+とH+の技薬輸送の素過程を明らかにするため、基質結合部位またはエネルギ-共役部位に欠損を持つTetA蛋白を産生する変異株の単離を試みた。いくつかのTC耐性遺伝子の共通配列からTC結合部位と予想されている領域の近傍にあるEcoRVサイト付近に約100bp欠失を導入したところ、TetA蛋白が産生されているにもかかわらずTC感受性となる菌株が得られた。次年度においては、この変異株の性質を調べるとともに、更にエネルギ-共役部位と考えられているC末側ドメインに欠失を持った変異株を調製する。

Report

(1 results)
  • 1987 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Yamaguchi et al.: J.B.C.

    • Related Report
      1987 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-04-01   Modified: 2016-04-21  

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