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神経細胞の遺伝的応答性についての転写抑制レベルからの解析

Research Project

Project/Area Number 62620512
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

津田 正明  岡山大学, 薬学部, 助教授 (80132736)

Project Period (FY) 1987 – 1988
Project Status Completed (Fiscal Year 1988)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1987: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywords神経突起伸長 / 蛋白質リン酸化 / 転写制御 / エンハンサー / プルキンエ細胞 / 樹状突起 / シナプス形成 / 神経突起伸長誘導 / プロテインキナーゼ阻害剤 / トランスフェクション
Research Abstract

神経ネットワーク形成過程は、遺伝的に厳密にコントロールされている。代表者は、関連遺伝子の発現制御機構を調べることによって、この遺伝的プログラムを知ろうとしている。また、ネットワーク形成時及び神経機能発現時において、神経細胞は因性シグナルに対して遺伝子発現レベルからも応答を行っているものと考えられる。そこで、神経細胞において、転写制御と蛋白質リン酸化の関連を探っている。
1.神経突起特異的マーカー分子の同定:すでに、抗クロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ抗体が、マウス小脳のプルキンエ細胞の樹状突起と特異的に反応することを見い出している。これは、大脳皮質のピラミダール細胞の樹状突起とも反応する。ウェスタン・ブロッティング法によって抗原蛋白質を検索した所、脳特異的に発現している分子量約20KDaの蛋白質が見い出された。これをコードする遺伝子は、脳特異的遺伝子発現制御ばかりでなく、神経突起形成の制御機構を調べる上でも有効である。現在、遺伝子クローニングの準備中である。
2.神経突起伸長時における核内転写制御活性レベルの変化:すでに、蛋白質リン酸化酵素阻害剤投与によって、マウスニューロブラストーマN18TG2の突起伸長が誘起されること、及び、SV40エンハンサー活性が影響を受けることを見い出している。また、SV40エンハンサーを含む形質転換細胞でも同様の結果を得ている。その後、核抽出液をin vitroでリン酸化し、それをSV40エンハンサーを含むDNA断片と反応させた所、複合体中にリン酸化蛋白質の含まれることがわかった。現在、その解析を行っている。これらリン酸化蛋白質の遺伝子クローニングとその解析は、核内の情報伝達の様相を明らかにすると共に、神経細胞の長期応答性を理解する上でも重要である。

Report

(2 results)
  • 1988 Annual Research Report
  • 1987 Annual Research Report
  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] Masaaki,Tsuda: J.Biochem.104. 595-599 (1988)

    • Related Report
      1988 Annual Research Report
  • [Publications] Kaoru,Kikuchi: Nucl.Acids Res.16. 10171-10181 (1988)

    • Related Report
      1988 Annual Research Report
  • [Publications] Yoshitaka Nagao: Nucleic Acids Symposium Series. 19. 89-92 (1988)

    • Related Report
      1987 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-04-01   Modified: 2016-04-21  

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