Project/Area Number |
63010042
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
森 武貞 大阪大学, 医学部, 教授 (60028496)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 洋 癌研究所, 病理部, 主任研究員 (20010473)
喜納 勇 浜松医科大学, 教授 (60010211)
藤田 哲也 京都府立医科大学, 教授 (00079716)
佐藤 栄一 鹿児島大学, 医学部, 教授 (60004579)
広橋 説雄 国立がんセンター, 病理部, 室長 (70129625)
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Project Period (FY) |
1988 – 1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥17,600,000 (Direct Cost: ¥17,600,000)
Fiscal Year 1988: ¥17,600,000 (Direct Cost: ¥17,600,000)
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Keywords | 癌形質 / DNAploidy / 細胞動態 / 癌遺伝子 / 大腸癌 / モノクローナル抗体 / histo-in situ hybridization |
Research Abstract |
1)癌形質に関する研究 従来から種々の癌関連抗原、粘液組成、糖鎖異常などについて検討を進めてきたが、今回は10mm以下の微小大腸癌においても、進行癌と同様にCEAの発現、non-sulfatedsialomucinの増加、などが確認された。また、異常なH抗原(C-12)が遠位大腸癌で100%発現すること、高度異型腺腫にも高率に発現することを明らかにした。 2)DNA plodyに関する研究 大腸においてはポリープ状早期癌と進行癌のDNA aneuploidy頻度に大きな差(17%と77%)があることが明らかとなり、その差は非ポリープ型早期癌(腺腫を経由せずにde novoに発生する癌と考えられる)の存在によるものと推定された。一方、大腸腺腫ではaneuploidyと異型度との間に高い相関が認められ、異型度の診断における有用性が示唆された。 3)細胞動態についての研究 大腸腺腫には、^3H-TdR又はBrdU標識率が高いにもかかわらず、増殖の遅いものがある。その原因として、細胞の自爆死(apontosis)によるcell lossの重要性を提起した。 4)癌遺伝子とその産物についての研究 mRNAのhisto-in situ hybridiza-tion法はスルホン化DNAプローブを用いて検討され、標本の固定にはマイクロウェーブが優れていることが分かった。また、フォルマリン固定標本からのDNA抽出に成功し、遺伝子のコピー数を正確に測定できるようになった。PCR法を用いたDNAの増幅法は点突然変異の検出を可能にし、さらにRFLPsを利用した染色体の特定部位の異常の証明に応用されつつある。遺伝子産物に対する特異抗体も以下のものが作製され、班員の協同研究に用いられている。 c-Ha-ras,c-myc,c-Ki-ras,c-fos,EGF-R,カドヘリン-P
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)