Project/Area Number |
63015016
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
西澤 誠 東京大学, 医科学研究所, 助手 (30192248)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河井 貞明 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70107423)
後藤 直彰 東京大学, 農学部, 教授 (70011989)
白木 和子 東京大学, 医科学研究所, 助手 (40012744)
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Project Period (FY) |
1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥4,300,000 (Direct Cost: ¥4,300,000)
Fiscal Year 1988: ¥4,300,000 (Direct Cost: ¥4,300,000)
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Keywords | 癌遺伝子 / レトロウイルス / ロイシンジッパー構造 |
Research Abstract |
fos癌遺伝子の異常発現をある種の癌遺伝子を持たないレトロウイルスによって誘発された鶏の腎腫瘍において見いだし、fos遺伝子の活性化の機構について解析した。まずfosの発現が高くなっていた腫瘍組織においてfosの構造遺伝子そのものに増幅や近傍へのレトロウイルスゲノムの挿入を含めた構造異常が見られないかをサザンブロット解析により検討したが、結果は否定的であった。そこで感染したレトロウイルスがfos遺伝子そのものではなくfosの発現を誘導する因子の遺伝子の近傍に位置し、間接的にfosの発現を抗進している可能性を検討するために、いくつかのfosの発現が高かった腎腫瘍のうち感染したレトロウイルスの挿入のパターンで見てclonalityの高い1個を選びプロウイルスゲノムの近傍の配列を分子クローニングした。現在サザンブロットで示された2コピーのプロウイルスゲノムに相当するクローンが得られた段階であって、これらのクローンから反復配列を含まないプローブを得て、上記の可能性を検討する予定である。 また鶏の筋腱膜繊維肉腫から分離したレトロウイルスAS-42が構造解析の結果、新しい癌遺伝子をもっていることが分かりこの癌遺伝子をmafと命名した。この遺伝子の産物はfosやjun、mycといった癌遺伝子の産物やいくつかの転写制御因子に共通に存在し、DNAとの結合に重要であると考えられているロイシンジッパーと呼ばれる構造を有していた。そこでmaf遺伝子産物が特異的なDNA配列を認識して結合し、他の遺伝子の発現を制御するものであると考え、同様の機能を持つと考えられるfosやjunの遺伝子産物との相互作用の可能性を検討した。まずmafの発現を調べたが細胞を増殖因子などで刺激してもfosで知られている発現の誘導は見られなかった。現在タンパク質レベルでの相互作用の可能性などについて検討している。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)