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温度感受性変異体を用いたc-fos遺伝子機能の解析

Research Project

Project/Area Number 63015018
Research Category

Grant-in-Aid for Cancer Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

伊庭 英夫  東京大学, 理学部, 助教授 (60111449)

Project Period (FY) 1987 – 1988
Project Status Completed (Fiscal Year 1988)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1988: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywordsfos遺伝子 / fos関連抗原 / ロイシン ジッパー構造 / in vitro mutagenesis / トランスフォーメーション / 分子クローニング
Research Abstract

前年度までの成果をふまえ,本年度はin vitro mutagenesisによるfosタンパクの機能領域の同定と,前年度に見い出したc-fos関連抗原の遺伝子のクローニングと構造決定をおこなったので報告する。
1.fos遺伝子のin vitro mutagenesis
v-fos遺伝子内に欠失変異をもつレトロウイルスベクターを使用して,CEFに対するトランスフォーメーション活性及びニワトリ神経網膜細胞に対する増殖刺激活性を検定した。その結果,野生株v-fosの約1/4の分子量からなる100アミノ酸残基未満からなる変異体(NDCD2)のfosタンパク質にも両活性が存在した。この領域は,野生株v-fosの中央部に位置し,進化的に極めて良く保存されていると共に,c-jun,GCN4遺伝子産物とある程度の相同性をもっていた。NDCD2のもつ変異体fosタンパク質は,野生株v-fosと異なり,細胞内でリン酸化を受けていないことから,v-fosタンパク質によるトランスフォーメーションには,fosタンパクのリン酸化が必須でないことが示された。
2.fos関連遺伝子のクローニングと構造解析
前年度に調製した抗fosペプチド抗体が,CEF中からc-fosタンパク質以外に数種の関連抗原を免疫沈降することを見い出した。この関連抗原が,細胞の増殖刺激を与えた後にc-fosタンパク質とは異なったkineticsで発現の誘導を受けることから,その機能の重要性が示唆された。そこで,この関連抗原の遺伝子のクローニングを試み,ニワトリゲノミックライブラリーから,複数のクローンを得た。そのうち1つのlocusから由来するものについては,塩基配列決定を含み構造解析中である。これまでの結果,c-fos遺伝子とはことなる未知の遺伝子であることが判明したが,c-fosタンパク質と同様leucine zippen構造を保有していることがわかった。

Report

(1 results)
  • 1988 Annual Research Report
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  • [Publications] H.Iba: Oncogene Research. 2. 121-133 (1988)

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Published: 1988-04-01   Modified: 2016-04-21  

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