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DNAトランスフェクション法による色素性乾皮症A群の遺伝子クローニング

Research Project

Project/Area Number 63015049
Research Category

Grant-in-Aid for Cancer Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

田中 亀代次  大阪大学, 細胞工学センター, 助教授 (80144450)

Project Period (FY) 1988
Project Status Completed (Fiscal Year 1988)
Budget Amount *help
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1988: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
KeywordsDNAクローニング / 色素性乾皮症 / 高発癌性遺伝疾患 / DNA修復 / DNAトランスフェクション / pSV_2gpt / Okayama-BergcDNAライブラリー
Research Abstract

色素性乾皮症(XP)A群の遺伝子クローニングをDNAトランスフェクション法により行った。A群XP細胞はDNA修復能に異常をもち、紫外線(UV)に高感受性を示す。このA群XP細胞に、リン酸カルシウム共沈法によりマウスゲノムDNAをトランスフェクションし、マウスDNA修復遺伝子を取り込み、UV抵抗性を獲得したXP細胞を得た。さらにこのUV抵抗性XPトランスフェクタントに含まれるマウスDNA修復遺伝子を、マウス繰り返し配列をプローブにして、EMBL3ファージベクターにクローニングした。このクローニングした遺伝子は、他の2つの別家系のA群XPのDNA修復能も回復させることができたが、B、C、D、F、G群XPには無効でありA群特異的遺伝子であった。ついで、この遺伝子によってコードされるmRNAを、クローニングされた遺伝子の一部をプローブにしたノザンハイブリダイゼーションで調べた。供与体マウス細胞とUV抵抗性XPトランスフェクタントには約1KbのmRNAが、正常ヒト細胞では1.3Kbと1KbのmRNAが認められた。一方、異なる3家系のA群XP細胞には、これらのいずれのmRNAも認められなかった。これらのマウス及びヒトmRNAに対応するcDNAを、pcD_2Okayama-BcrgcDNAライブラリーよりクローニングした。A群XP細胞のDNA修復能を回復させ得る完全長cDNAクローンは、マウス、ヒトともに、約200万個に1個の割合でとれ、そのサイズは、マウス1Kb、ヒト1.4Kbであった。ヒトcDNAをプローブにして、A群XP細胞のゲノムDNA及びmRNAを調べた。サザンブロッティングでは、10家系のA群XPと正常者間に相異は認められなかったがサザンブロッティングでは、いずれのA群XPでも、1.4Kbと1KbのmRNAは欠損していた。B、C、D、F、G群XPでは正常者と変わらず、2つのmRNAが認められた。

Report

(1 results)
  • 1988 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] Kiyoji,Tanaka et al.: Proc.Natl.Acad.Sci.USA. (1989)

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      1988 Annual Research Report

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Published: 1988-04-01   Modified: 2016-04-21  

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