MHC非抱亜性キラー細胞による腫瘍の認識及び破壊機構の解明とその制癌への応用
Project/Area Number |
63015089
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
八木田 秀雄 順天堂大学, 医学部免疫学研究室, 助教授 (30182306)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥村 康 順天堂大学, 医学部免疫学研究室, 教授 (50009700)
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Project Period (FY) |
1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 1988: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
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Keywords | Lybhokine-activatedkiller / NK細胞 / キラーT細胞 / T細胞抗原レセプター / CD3 / CD16 / ヒト脳腫瘍の治療 / Poreforming Protein |
Research Abstract |
(1)高濃度のIL-2によりヒト末梢血リンパ球に誘導されるLAK活性は1-4日の短期培養後では主に活性化NK細胞に担われていると考えられていたが、一般にMHC特異的に反応すべきTCRαβを有するT細胞にもLAK活性が誘導されることが明らかとなり、さらに2週間以上の長期培養では、TCRαβを有するT細胞にもLAK活性が認められた。(2)長期培養LAK細胞より得られたLAKクローンは、全てTCRαβあるいはTCRγδを発現していたが、その腫瘍細胞の認識が抗TCR/CD3抗体により阻害されないものもみられた。(3)クラスIIMHC特異的な反応性を示すTCRαβを有するCTLクローンにおいても、抗原非刺激下で高濃度のIL-2で処理することによりMHC非包束性のLAK活性が誘導された。この時、CTL活性、LAK活性はともに抗TCR/CD3抗体により阻害され、この場合にはLAK様の腫瘍細胞との反応にもTCRαβを介したシグナルの関与が示唆された。LAK化したCTLはもとのCTLに比べ、細胞表面でのTCR/CD3の発現量に違いは認められなかったが、抗CD3抗体でのより弱い刺激でも細胞内Ca濃度の上昇と脱顆粒を起こしたことから、TCR/CD3を介したシグナル伝達に何らかの変化が示唆された。また、CD2を介したシグナル伝達にも変化が認められ、これらが抗原非特異的な反応を煮起している可能性が示された。(4)キラーTあるいはNK細胞の細胞障害性を煮起する抗CD3あるいは抗CD16抗体と腫瘍特異抗原に対する抗体との複合体を用いることにより、LAK細胞の細胞障害活性を腫瘍特異的に増強しうることが示された。ヒト脳腫瘍のLAK療法にこの複合体を適用し、顕著な治療効果を認めた。(5)キラー細胞による細胞傷害性のエフェクター分子の1つと目されるPFPのcDNAクローニングに成功し、その一次構造が補体成分C9と相同性が高いことを明らかにした。
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Report
(1 results)
Research Products
(9 results)