Project/Area Number |
63050011
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Fusion Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
香山 晃 東京大学, 工学部, 助教授 (80092203)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桐谷 道雄 名古屋大学, 工学部, 教授 (70033826)
松井 秀樹 東北大学, 金研, 教授 (50005980)
阿部 勝憲 東北大学, 工学部, 教授 (70005940)
高橋 平七郎 北海道大学, 工学部, 教授 (80001337)
石野 栞 東京大学, 工学部, 教授 (70010733)
|
Project Period (FY) |
1988 – 1989
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
|
Budget Amount *help |
¥4,000,000 (Direct Cost: ¥4,000,000)
Fiscal Year 1988: ¥4,000,000 (Direct Cost: ¥4,000,000)
|
Keywords | 高速実験炉 / 各融合炉材料 / 模擬照射研究 / 重照射挙動 / 常陽 / FFTF / MOTA強度特性 / 微細構造 / 高速中性子照射 |
Research Abstract |
本研究は、中性子を用いる核融合炉材料の模擬照射研究の中心となる研究であり、高速実験炉を用いて、核融合炉の開発のためには不可欠である材料重照射挙動の基礎研究をおこなうものである。本研究では広範囲に跨がる重々の照射研究の実効を高めるための支えとなる活動を中心として行ない、具体的には以下の項目を実施した。 (1)「常陽」及び「FFTF/MOTA」での照射計画の検討及び全体計画の検討・調整作業を行いFFTF/CYCLE11の具体的な計画作成・試料製作、FFTF/CYCLE10の照射後試験計画作成を完了した。(FFTF/MOTAを利用する研究では便宜的に主として材料別にグループを編成しており、各グループ毎に研究計画の調製がおこなわれ、全体計画が作成された。本研究での分担者はそれぞれのグループ幹事としての役割を担っており、既に本研究を推進する為に6グループ、88名の研究の研究組織が編成され、約3年間の準備活動を行なっていた。 (2)「常陽」及び「FFTF/MOTA」での照射試料の東北大学金属材料研究所付属材料試験炉利用施設(大洗)への搬入を実施し、照射後試験・研究を行なった。 (3)従来行なわれて来た照射実験よりも1桁以上高い照射量での照射後実験に伴う問題点の抽出・検討・強度特性及び微細構造に対する高速中性子の効果の基礎的理解の体系化を進め、全自動強度特性試験装置の基礎設計を完成させた。 (4)本研究は単年度の課題であったが、過去の研究の積み重ねの上で多大な成果が得られた。本研究を通じて得られた成果は報告書として刊行され、成果報告書ではFFTF/MOTA照射研究に関する成果概要および高速中性子照射研究結果の報告を行ない、別冊ではITER設計活動の一部として参加した材料データベース専門家会議の報告を行なっている。
|