材料データシステムによる材料使用条件導出プロセスに関する研究
Project/Area Number |
63055012
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Research Category |
Grant-in-Aid for Fusion Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岩田 修一 東京大学, 工学部, 助教授 (50124665)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河西 寛 東京大学, 工学部, 助手 (40010970)
高橋 直明 東京大学, 工学部, 講師 (80010966)
関村 直人 東京大学, 工学部, 講師 (10183055)
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Project Period (FY) |
1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 1988: ¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
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Keywords | 核融合炉材料 / ステンレス鋼 / フェライト鋼 / バナジウム合金 / スウェリング / 照射下クリープ / 材料データベース / 特性予測 |
Research Abstract |
1973年より特定研究(学術情報)、試験研究および核融合特別研究の中で拡充を進めてきた材料データベースを基台にして、代表的な核融合炉使用条件下での使用条件導出のプロセスの解析を行った。材料は、ステンレス鋼、フェライト鋼、バナジウム合金に限定し、スウエリング、照射下クリープ、照射脆化を考慮した寿命、使用条件の決定手法の提案を報告書としてまとめた。決定プロセスは外挿が主となるため、不確実性を伴うため、材料特性の予測手法とデータベースとの明示的な関係づけを意識してシステムを構築した。つまり材料データを予測式の形、つまりアルゴリズムを決定するためのデータと、予測式による外挿精度を向上させるための各種パラメータ、係数の決定のためのデータとを大別する方法を取り、データの適性な活用を計るとともに、予測式導出の基台となったデータベースの制約条件をそのまま予測式にも継承させることにより、それぞれの情報の持つ意味を常に保存する方式とした。 (1)既往のワークステーションを拡充し、汎化、集約、構造化などのデータ編集のための作業環境を整備した。 (2)これまで10余年にわたって構築してきた材料データベースから、特性予測のための規範となるモデルを抽出し、その体系化手法の開発を行った。 (3)材料のミクロな構造輻使用目的・機能に基づくデータの構造化を行い、構造パターンに基づく継承関係を明らかにした。 (4)材料予測手法とその基台となる材料データベースとの関係づけを行った。データ間の論理関係の抽出、予測式と材料データベースとの合目的結合を達成するためには、データベースの検索、式の検索、式のあてはめ、動的条件の解析などを効率的にかつ高速に繰り返し行う必要があり、そのためのシステムをワークステーション上に構築した。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)