Project/Area Number |
63107004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Special Project Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
吉川 貞雄 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70010759)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奈良坂 紘一 東京大学, 理学部, 教授 (50016151)
杉野目 浩 北海道大学, 工学部, 教授 (00000779)
三浦 謹一郎 東京大学, 工学部, 教授 (30000227)
高木 誠 九州大学, 工学部, 教授 (90037739)
田代 昌士 九州大学, 機能物質科学研究所, 教授 (40038576)
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Project Period (FY) |
1986 – 1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥24,200,000 (Direct Cost: ¥24,200,000)
Fiscal Year 1988: ¥24,200,000 (Direct Cost: ¥24,200,000)
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Keywords | メタシクロファン / インターカレータ / RNA / テテロイド / ディールス / アルダー反応 / アシル尿素 / スタッキング / Troger塩基 |
Research Abstract |
本研究班では各種の集積体を班員の設計にもとづいて合成し、その分子識別機能と集積状態を検討し、生体における検知伝達系の機構解明に役立つ作業仮説を提案するとゝもに、すぐれた識別系の構築を行った。 1.tーブチル基を保護基として各種〔2^n〕系メタンクロファン類を合成しその極めて高い立体歪を有し、通常の芳香族化合物と異る反応性を示すことを明らかにした(田代) 2.インターカレータを従来の電気泳動や高速液クロに導入し、DNAフラグメントの新しい分離法を開発した(高木) 3.RNA化学合成法を検討により、メッセンジャー一RNAの断片を種々合成し、蛋白合成開始複合体の形成効率を調べた。この系の安定化のための蛋白質分解酵素の阻害剤を設計する途を拓いた。(三浦) 4.ステロイド類をモデル分子とするアルコキシラジガルによる高選択的遠隔官能化法を開発し、分子力場計算による反応部位の予測をなしうることを明らかにした(杉野目) 5.キラルな環状アルコキシチタンをルイス酸触媒として用いる不斉ディール-アルダー反応において、光学収率に対する顕著な溶媒効果を見出し、チタン触媒のNMR測定によりその構造に関する知見を得た(奈良坂) 6.アシル尿素結合をもつ一対の会合性チオールの酸素酸化反応により、同じ基を有するとき、非水溶媒より含水溶媒中で選択性の大きくなることを明らかにした(遠藤) 7.混合配位子銅(II)錯体に配位したトリプトファン、チロシンの芳香環がフェナントロリンなどの配位子とスタッキングを起すこと、ビピリン錯体が葉酸のプテリン環6位側鎖を切断することを明らかにした(山内) 8.エナンチオマーの一方をゲストとして識別する大環状化合物として、Troger塩基骨格を構成要素とする化合物を合成した(稲津)
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Report
(1 results)
Research Products
(51 results)